レッドインパルス機について
レッドインパルスは 鷲尾健太郎を隊長に鬼石、正木隊員の3人で構成されるチーム名だ。レッドインパルスのこの機体がレッドインパルス機と呼ばれるのかも不明だが、便宜上レッドインパルス機とする。
レッドインパルス機は全部で3機あり、全て同型である。特に隊長機だから性能が違うとか塗装が違うようなことはない。搭乗員は1人で ボディは真紅で横腹と尾翼のところに白い稲妻が描かれている。まさに名前の通
りの赤い衝撃だ。
外見のエンジン部分がG1号機とよく似ていることと、南部博士が制作したものと推測されるので、ほぼG1号機と基本設計は同じものと考えられる。プロトタイプがレッドインパルス機でG1号が作られたとも考えることが出来る。G1号機と違う点は、レッドインパルス機は戦闘機として、G1号機は
追尾型飛行機と設計された点でだろう。科学忍者隊の各メカに武器が搭載されなかった代わりのサポート役として武器を搭載したレッドインパルス機は位
置づけられる。何度か攻撃面をレッドインパルスが請け負いその間に忍者隊が基地進入などの任務を遂行する連係プレイがみられた。
特徴として飛行距離がおそろしく長いと考えられる。 G1号機にはゴッドフェニックスという飛行空母があり、いつでも燃料を補給できる体制にあるが、レッドインパルス機は基地である南の島から出動要請を受けて給油したとは思えない早さで現場に急行している。燃料が根本的に違うものなのだろうか?
印象的にはレッドインパルスは空中を切り裂くように飛行し、G1号機は浮遊するように飛行する感じをうける。初登場した4話で、ゴッドフェニックスのわきを通
り過ぎたときに ゴッドフェニックスがレッドインパルス機の衝撃によって振動する描写 が数度でてきた。これだけの飛行機を自由に操るわけであるからパイロットの腕も相当なものが要求されるのだろう。
武器はミサイルが主で機関砲はたまにしか使われない。小型ながら威力が相当なものと推測される。搭載数もかなりあるようだ。特殊ミサイルも搭載し、発信器付きの時限ミサイルを使ったこともある。(11話)
また、南部博士の要請によりジゴキラー草撲滅のためのY染色体の特殊爆弾(40話)の投下や、クラゲレンズに対抗するために純酸素(15話)を運んだりしている。
レッドインパルスの隊長が本来のスパイ活動を遂行するために、ホントワール国の国内を飛ぶためにレッドインパルス機に変装(51話)をほどこしていた。と、言っても尾翼や先端の形を変えるようなちょっとしたものだったが。
登場回数は少なかったが、一度みたら忘れられないインパクトのある機体だった。登場するときのBGMがぴったりでかっこがよかった。
隊長が地球を救うために大空に散ってからほとんどレッドインパルス機が登場しなくなったのは残念だった。レッドインパルスは三位 一体で威力を出す機体なのかもしれない。ゴッドフェニックスを倒した鉄獣アルケオもレッドインパルス機が到着するとさっさと退却してしまったのも、その連携した3機の攻撃には太刀打ち出来ないと判断したからだろうか?
優秀なパイロットだった鷲尾健太郎の力によるものが大きたかったにかもしれない。
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