ガッチャマンF エピソードガイド9
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第41話「崩壊!ガッチャマン基地」  評価=★(T_T)

 南部は資源探査衛星を改造しギャラクターの地下基地の場所を探っていた。ケンはISOで精密検査を受けガッチャマン基地に戻る。その時技師長はケンの服に付着していた花粉のような粉を見付け不審に思う。そればエゴボスラーがガッチャマン基地の場所を知るためISOに潜入させたスパイが使ったアンテナ物質であった。これにより基地の場所を知ったエゴボスラーはZに鉄獣を依頼する。
 一方ケンペラーは大部隊を組織しイーロッパヘ向け地底を進軍していた。南部は探査衛星でこれをキャッチ、ギャラクター本部のおおよその位置を割り出し、科学忍者隊はその場所を調査に向かう。
 エゴボスラーはガッチャマン基地へ向け鉄獣を出撃させ地中魚雷で攻撃する。ギャラクター本部を突き止めるのが先決と考えた南部は、ケン達には連絡せず自ら国連軍を指揮し鉄獣と戦う。ISOからその事を知らされたケン達はガッチャマン基地に引き返すが、既に基地は崩壊、南部はエゴボスラーに連れ去られていた。
 南部は宇宙パルスの謎を解明するため自ら捕虜となったのだった。そしてケンの体は細胞破壊が再発していた。
 エゴボスラーは南部を捕えたままギャラクター本部へ向かう。

●コメント●
 作監は
須田正己さんらしいがホントなのか? まあ我々が想像もつかない事がギョーカイにはあるのだろう。(意味はないので突っ込まないよ-に)
 
熱血南部、よっ、かっこいーぞっ! 何でもやるのねこの人。一体どういう経歴の持ち主なのだろうか。ある程度自信が無ければ戦闘機の指揮なんぞやらないだろう。もっとも画面を見る限りでは別に南部の指揮なんか必要ないみたいだったが。
 今回は戦闘シーン、それも忍者隊以外の、戦車や戦闘機のシーンばっかりで
面白くない。せめてデザインがかっこいーとか、演出がかっこいーとか、何かあれば観ててもいいのだが、はっきり言って熱血南部以外観るところはナイ。
 SP2号さん、なんか
訳ありそうで良い。エゴボスラーとの関係もあやしい
 まんまと自らガッチャマン基地を
ギャラクターに教えちゃうケンもかなりなもんである。主役からあんなんでいいのか。もっと違う展開にしてくれれば良かったのに。確かにケンはおマヌケだが、それは性格であって、あれでも能力は一級なんだからさ(と私は信じている)。それに冒頭レッドインパルスの夢を見るシーン、あれは別に必要ないと思うし第一発想が安易だ。単にフィルムを使い回したかっただけかも知れない。とにかく旧作を連想させるシーンをFでやるのは個人的には嫌なのでこのシーンもキライである。
 さてここで問題である。ギャラクター本部を探させる為、基地が攻撃されている事を南部はわざわざケン達に知らせなかったのに、ISOの職員はその事をあっさりケン達にバラしたのは何故だ? これはISOにとって忍者隊より何より
南部が大事だったからに違いない。直接ケン達と話した職員の口調はあわてていた風だが、きっと上層部では判断があったのだ。なーんて言ってみたけど、単に南部が慌てていて口止めするのを忘れただけかも知れない。

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第42話「南部長官の最期」 評価=★★★(^_^)

 鉄獣に南部を捕えたエゴボスラーは自白剤を使いガッチャマンの弱点を聞き出そうとするが失敗。更に強力な自白促進装置のある部屋に幽閉する。
 ケン達は、南部を救出すべくギャラクタ-本部があると推測した場所を探索し、南部の発信機の電波をキャッチ、その地点に向かう。
 南部は自白すると見せてエゴボスラーと二人きりになる機会を作り、逆にエゴボスラーのワインに自白剤を入れる。そして字宙パルスの正体が反物質小惑星であることを聞き出す。
 Gメカの接近を探知したエゴボスラーは鉄獣内におびき寄せるよう指示。五人をネオフライトでできた壁で囲み閉じ込める。
 ケンはパワーアップしたガッチャマンフェンサーで壁を破壊する。だがケン達の目の前でエゴボスラーは南部に発砲。南部はケン達に地球の運命を託し息を引き取る。ケンはエゴボスラーと勝負をするが、戦っている最中体に変調を来し、その隙にエゴボスラーとメカンドルは鉄獣から脱出する

●コメント●
 とにかくキャラクターを
殺して話を盛り上げようとする風潮の強い時代だったのだ。お陰で他のアニメでもいろんなキャラクターが犠牲になったものだ。なんとも運が悪かったと言うより他にない。そういうわけで誰の責任でもない(監督の責任ではある)のだろうが南部の死については納得できないことこの上ない。私は認めないぞ。
 で、こういう話に限って画は
超キレイ、動きも良い、アクションもかっこいい、森さんのストレートな感情表現もナイス(*^ ^*)。迫力に圧倒されて、ケンの言葉だけで逃げ腰になっちゃうギャラクター隊員が何だかすごく可笑しい。ジョーもケンに「近づくな」って言われて言う通りにしちゃってるけど、皆で協力してやればエゴボスラーを捕えられただろうに。などと考えてはいけないのだろう、ケンの見せ場がなくなってしまう。まあ、泣く子とケンには勝てないと言うやつか(^o^;)。
 それにしても
南部は凄すぎるーっっ! ますます経歴を知りたいっ。というより、とても人間技とは思えない。ガッチャマンより強いんじゃないだろうか。もしかしてサイボーグか!? それにひきかえ、すぐに調子こいて油断してしまうエゴボスラー。ナルシストな性格が災いしてるようだ。前にも確か同じ様に油断してやられた事があったっけ。
 南部といえば、エゴボスラーにワイングラスを投げつけられても、澄まして汚れた服をハンカチで拭く仕草がある。まー何というか(^ ^;)やはり天才のやる事はよく解らん。と言いつつ実はこのシーンは好きなのである。
 ところで
忍者隊の弱点って何だ?って本気で悩んだら、なんのことはないケンの細胞破壊の事だった。でしはもし細胞破壊なんて事が起こってなかったら、ガッチャマンの弱点などと言われて、南部は一体何と答えるのだろうか? 正体は既にバレバレだし、Gスーツは○○に弱いとか、そーいった安直な事を言わされるのだろうか。それはちょっと見たくないものだ。

●乙女の妄想(^ ^;)●
 
忍者隊の弱点、これ即ち、ジョーの弱点である。こんなもん南部が知ってたら、そりゃびっくりよ。で本日もカッコイイ二人が見れる。「行くぞ」「おう!」きゃ~~~っ(*^o^*)
 南部が撃たれてケンがエゴボスラーと一騎討ちするあたりからこっち、ジョーは抄に冷静なのだ。これは、ケンはあーいう奴だし、ここは自分が冷静に動かなければとそういう意識が働いていたと思う。尤もジョーにとっては南部ももちろん大事だけど、
一番大事なのはケンな訳だから、ケンさえ無事でいれば他に何が起きても、とりあえずザブリーダーとしての仕事は全うできるのだ。今回でその事は証明された。

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第43話「ギャラタウンの壊減」 評価=★(T_T)

 ガッチャマン基地を破壊し南部を暗殺したエゴボスラーは、再び首領の座を手にする。そしてケンペラーを処刑し、南部の葬儀の最中世界征服を宣言する。
 ギャラクター本部を探索していた鴨技師長は、遂に本部に通じる線路らしきものを発見。科学忍者隊は現地へ向かい、物質や兵を地底へ運ぶギャラクターを発見する。そこでリュウを除く四人はギャラクターの地底列車に紛れてギャラタウンヘ潜入。そこでは今しも全世界へ進軍が開始されようとしていた。ケン達は地上で待機していたリュウを呼び、ガッチャスパルタンでギャラタウンを攻撃、エゴボスラーは鉄獣を出撃させる。ケンはハイパーシュートで鉄獣を倒し、ギャラタウンは完全に崩壊する。エゴボスラーは地上へ通じる線路が破壊され脱出できずにいたが、総裁Zに助け出される。
 ガッチャスパルタンの前に姿を現す総裁Z。ケンはハイパーシュートの状態でZの内部に突入する。だが自らケンをー招き入れたZは、反物質小惑星を地球に呼び寄せる事を宣言する。

●コメント●
 画も今イチで全く大した話ではない。南部も
こんな回で葬儀をされるんじゃ、ちゃんと成仏できないのではないだろうか、心配である。
 ストーリー的にはケンペラーが処刑されるところとか、ケンがエゴボスラーに銃を向けるところとか、見せ場はいくらでも作れるハズなのに、動き(コンテ?)が
マズくて台無しである。やはりアニメは画が大事なのだ。今回はどう見ても手抜きにしか見えない。これが実力ならプロとは言わせないぞ!
 ケンがエゴボスラーに銃を突きつけるのは、どうせなら背中より頭の方がカッコ良かったと思う。その上よそ見しててエゴボスラーにまんまと逃げられている。
凄くマヌケ(-_-;)。銃突きつけといてよそ見してんなよー(ToT) 意昧ないじゃねーか。
 ガッチャスパルタンがギャラタウンの空(実際は地底なので人工の空)を破って現れるところは、なんかベーダー戦闘機のよう。その上ギャラタウンとはいえ街を破壊するシーンは、とても
正義の味方とは思えない。逃げ惑うギャラクター隊負の描写もあったし、あれは絶対やめるべきだと思う。それから鉄獣の扱い! 文句ばかり言って申し訳ないが、あれを見たら誰だって一言言いたくなるハズだ。何せ今回の鉄獣のかわいそうな事といったら、いくら何でもビーム一発発射しただけで必殺技にやられてしまう敵メカがいるだろうか。登場時間一分もなかった。これはギネスものだ。尤もこんなデザインだったら、一分どころか一秒でも出なくていい、という気になるのも事実ではある。演出だけでなくデザインも手抜きだったようだ。全く、どうしようもない。
 ところで南部の葬儀を中継したTV局はNHT-TVという所だった。

●乙女の妄想(^ ^;)●
 こんな話でも…もとい、
こんな状況でもケンの心配を忘れないジョーはエライ。何せケンから一瞬たりとも目を離さず、チラとでも様子がおかしいとすかさず声を掛ける。その反応の見事さには恐れ入ってしまう。とにかく百聞は一見に如かず。TVみて!

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第44話「追り来る宇宙の悪魔」 評価=★★★(^_^)(*^ ^*)

 字宙観測所は地球に接近する反物質小惑星を確認、これを破壊すべく流星破壊ミサイルの打ち上げが決定した。
 一方ギャラタウンを失ったエゴボスラーは、アメリス国の地下に再び基地を建設しつつあった。そして科学忍者隊を抹殺するためISO攻撃用の特殊メカを準備していた。
 流星破壊ミサイルは、ケン達の見守る中無事打ち上げられる。そこへ鉄獣がニュージョーク市に現れたと連路が入り、ケン達はすぐに向かう。その間に特殊メカモグラミサイルは地底よりISOに到達しようとしていた。
 鉄獣を前にしたガッチャスパルタンに鴨技師長より、反物質小惑星にバリアが張られていたためミサイルでの破壊は失敗したとの連絡が入る。だがそのモニターは途中で途絶え、ケン達はISOがミサイル攻撃を受けていることを知る。急いで引き返すケン達だが、ギャラクターの猛攻に反撃する間もなくISOは全壊してしまう。
 ISOを失った鴨技師長は反物質小惑星のデータを宇宙観測所で調べ、バリアを破るにはウルトラハイパーシュートしかないと結論する。ケン達はガッチャスパルタンで大気圏外へ出ると、反物質小惑星を迎え撃つ。ケンはウルトラハイパーシュートでバリアの破壊に成功、そこからミサイルを打ち込み小惑星を破壊する。

●コメント●
 今回の鉄獣の名前は
オクトニュウドーと言う。全くフザケている。名前聞いただけでデザインが容易に想像つくというものだ。こんなネーミングをしたのは、おそらく脚本の鳥海さんに違いないと私は睨んでいる。それはいいのだが、冒頭のISOでの五人のシーンは実にうざったい。作戦の説明部分はまあ良いとして、戦いを決意する風の所は、意味のあるようで無いようなことを口々に言ってやたら長いのだ。あれも脚本のせいだとまたしても私は睨んでいるのだ。違ってたらゴメンナサイ。
 それからGメカのシーンも
意味なく戦っている。カッコイイならまだしも、あんなシーンはいらんと思う。さっさと合体したほうがいい。それにひきかえウルトラハイパーシュートする直前、四人がそれぞれにケンのことを気遣っているところは、四人の個性が良く出ていて、短いカットながら素晴らしいシーンになっている。そっと目を伏せるジュシ、ケンの傍に行くジンペイ、不安そうなリュウ、気持ちと言葉を停めてミサイルを撃つジョー。
 とにかくケンが痛々しくて嬉しい…じゃなくて、辛い気持ちになる。
ケンファンならもー絶対盛り上がっちゃう話なのであった。この際ちっとぐらいの不満は目を瞑るぞ。

●乙女の妄想(^ ^;)●
 ケンの命がまたまた危ない! ウルトラハイパーシュートの話を聞いた時の
ジョーの反応があまりに素直だったので、思わず可笑しかった。このシーシはそりゃあもう、とっても恥ずかしくて見てらんないのよ。だからリュウ(及び他の二人)、邪魔しないでっつーの! その後のジョーのアップが良い。ささきさんの「ケン…」もいいし「死ぬなよ…」もとっても静かな口調でありながら、激しい感情を内包しているところがジョーらしくて良い。ジョーって全くもっていい男過ぎだわ。

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第45話「脅威の反物質惑星」 評価=★★★(^_^)(*^ ^*)

 反物質惑星は破壊されたが、その破片は地球に降り注ぎ天変地異をもたらした。ケン達のいる宇宙観測所にも、世界各地の被害状況が続々と報告された。
 アメリス国のエゴボスラーはこの事態を不可解に思いながらも、総裁Zの指示に従いガッチャマン抹殺を決行。まず鉄獣を出勤させ全世界に向け降伏を呼びかける。科学忍者隊は直ちに出動。天変地異の影響で地上は時期嵐が吹き、計器類は全て使えないためGメカは手動で操縦された。ケン達は鉄獣から発進した戦闘機を壊滅させ手動でガッチャスパルタンに合体。鉄獣は磁気嵐を遮断するバリアを張っていたため、ガッチャスパルタンで接近するとその影響を受け計器は正常に作動した。
 ケンは鉄獣内へ突入、ジョーも彼を追う。そこでケンはエゴボスラーを追い詰めるが、あと一歩の所で体に変調を来し取り逃がす。その時ケンが投げていたフェンサーによって鉄獣のコクピットの計器が壊れ初め、ついに鉄獣は爆発する。
 ケンは追って鉄獣に潜入したジョーに救出される。

●コメント●
 
面がとってもキレイ。せっかくキレイなので、鉄獣内でのケンの登場シーンはもっと凝った演出にして欲しかった。あっさりしてて残念(^ ^;)。その後のアクションは凄くスピーディで良かった(*^ ^*)けど。だからこんな展開なら、リュウだけガッチャスパルタンに残すとかして、四人でアクションしてくれても良かったんじゃないか? 天変地異の描写ばかりにフィルム使って、もったいない。
 見どころ(?)は手動合体の際のケンの合図の数々だろうか。これが
真面目にやってるものだから笑える。あまりカッコ良いものではなかったが、スタッフはどういうつもりでこんな設定にしたのだろうか。良く分からない。
 総裁Zはエゴボスラーの
独白に返事をした。読心術も心得ているのだろうか。#27ではエゴボスラーの隠密行動をどこからか見てたのか、しっかり把握していたし、やはり侮れない奴である。
 ISO職員の制服は、基本的に本部も研究施設等も同じデザインである。但しカラーリングが色々あるようだ。セクションで色分けされているのだろうか。
 冒頭、小惑星を破壊しても被害は免れなかった事をくやしがるジョーに対し、技師長は「お前らしくないぞ」と言うのだけど、
何を指してジョーらしくないと言ったのだろうか。私はとてもジョーらしい様に感じるのだが。Zにはまんまとハメられ、地上は天変地異に見舞われ、その上ケンの体の状態は最悪になり、それで地球が消滅しなかっただけでも良かった(^o^)なーんて思える訳ないじャないか。

●乙女の妄想(^ ^;)●
 「よし!ジュン、ジンペイ、リュウ」って言ったから、てっきりみんなで行くんだろうと思ったら…(^ ^;)「ケンを一人にはできねえ」だとさ。ま、そりゃそーでしょうけど。
要するにジョーがケンを救出するただそれだけの話であった。ラストの、ケンの傍に寄り添うジョーを見つめるジュンという構図も、なかなかオツなものかも知れない。

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