鉄獣に南部を捕えたエゴボスラーは自白剤を使いガッチャマンの弱点を聞き出そうとするが失敗。更に強力な自白促進装置のある部屋に幽閉する。
ケン達は、南部を救出すべくギャラクタ-本部があると推測した場所を探索し、南部の発信機の電波をキャッチ、その地点に向かう。
南部は自白すると見せてエゴボスラーと二人きりになる機会を作り、逆にエゴボスラーのワインに自白剤を入れる。そして字宙パルスの正体が反物質小惑星であることを聞き出す。
Gメカの接近を探知したエゴボスラーは鉄獣内におびき寄せるよう指示。五人をネオフライトでできた壁で囲み閉じ込める。
ケンはパワーアップしたガッチャマンフェンサーで壁を破壊する。だがケン達の目の前でエゴボスラーは南部に発砲。南部はケン達に地球の運命を託し息を引き取る。ケンはエゴボスラーと勝負をするが、戦っている最中体に変調を来し、その隙にエゴボスラーとメカンドルは鉄獣から脱出する
●コメント●
とにかくキャラクターを殺して話を盛り上げようとする風潮の強い時代だったのだ。お陰で他のアニメでもいろんなキャラクターが犠牲になったものだ。なんとも運が悪かったと言うより他にない。そういうわけで誰の責任でもない(監督の責任ではある)のだろうが南部の死については納得できないことこの上ない。私は認めないぞ。
で、こういう話に限って画は超キレイ、動きも良い、アクションもかっこいい、森さんのストレートな感情表現もナイス(*^ ^*)。迫力に圧倒されて、ケンの言葉だけで逃げ腰になっちゃうギャラクター隊員が何だかすごく可笑しい。ジョーもケンに「近づくな」って言われて言う通りにしちゃってるけど、皆で協力してやればエゴボスラーを捕えられただろうに。などと考えてはいけないのだろう、ケンの見せ場がなくなってしまう。まあ、泣く子とケンには勝てないと言うやつか(^o^;)。
それにしても南部は凄すぎるーっっ! ますます経歴を知りたいっ。というより、とても人間技とは思えない。ガッチャマンより強いんじゃないだろうか。もしかしてサイボーグか!? それにひきかえ、すぐに調子こいて油断してしまうエゴボスラー。ナルシストな性格が災いしてるようだ。前にも確か同じ様に油断してやられた事があったっけ。
南部といえば、エゴボスラーにワイングラスを投げつけられても、澄まして汚れた服をハンカチで拭く仕草がある。まー何というか(^
^;)やはり天才のやる事はよく解らん。と言いつつ実はこのシーンは好きなのである。
ところで忍者隊の弱点って何だ?って本気で悩んだら、なんのことはないケンの細胞破壊の事だった。でしはもし細胞破壊なんて事が起こってなかったら、ガッチャマンの弱点などと言われて、南部は一体何と答えるのだろうか? 正体は既にバレバレだし、Gスーツは○○に弱いとか、そーいった安直な事を言わされるのだろうか。それはちょっと見たくないものだ。
●乙女の妄想(^ ^;)●
忍者隊の弱点、これ即ち、ジョーの弱点である。こんなもん南部が知ってたら、そりゃびっくりよ。で本日もカッコイイ二人が見れる。「行くぞ」「おう!」きゃ~~~っ(*^o^*)
南部が撃たれてケンがエゴボスラーと一騎討ちするあたりからこっち、ジョーは抄に冷静なのだ。これは、ケンはあーいう奴だし、ここは自分が冷静に動かなければとそういう意識が働いていたと思う。尤もジョーにとっては南部ももちろん大事だけど、一番大事なのはケンな訳だから、ケンさえ無事でいれば他に何が起きても、とりあえずザブリーダーとしての仕事は全うできるのだ。今回でその事は証明された。
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