ガッチャマンF エピソードガイド10
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第46話「G1号決死のハイパワー」 評価=★★★★(^o^)(*^ ^*)

 天変地異の二次災害が世界中で相次いでいた。ケンも細胞破壊が進行し宇宙宇宙観測所内の病院で静養していた。そしてドクターはもう一度ハイパーシュートを行えば死ぬだろうとジョー達に告げる。
 その頃鴨技師長は新たに地球に近づく反物質惑星を発見する。そこへ総裁Zから世界ヘメッセージが送られ、Zは地球壊滅まであと三十時間だと宣言。ケシは密かに病室を抜け出しその事を知る。
 世界の人々はパニックに陥った。宇宙観測所を訪れた国連代表のピース氏は、緊急会議の結果世界各国はギャラクターに降伏することを決定したと告げる。反対するジョ-達。その時病院の看護婦からケンがいなくなったと連絡が入る。四人は探しに行き、ピース氏はガッチャマンが病気であることを知る。
 ケンはガッチャスパルタンのパワーアップに取り組んでいた。ケンの決意を知り手伝うジュン、ジョー達も見守る。ピース氏はケン達の姿を見て、世界は力を合わせZに立ち向かうべきだと考え直す。
 ケン達は、反物質惑星の軌道を変えるべくガッチャスパルタンに流星破壊ミサイルを搭載。そこへ鉄獣が出頭しISOのロケット基地を襲撃。直ちに向かうケン達。ケンはハイパーシュートを使おうとするがジョーはG2号機で鉄獣を倒す。

●コメント●
 面が安定してキレイ。ケンの睫毛ふさふさー(
*^o^*)
 南部さんケンの夢で登場、
久々の大平さん、懐かしくって泣けちゃうぞ。やっぱこの人殺しちゃマズイと思う。「ガッチャマン」のカリスマだし。
 観測所員の台詞が可笑しい。曰く「~ガッチャマンが(略)
どっかへ行ったそうです」おいおい(^o^;;;)。そんな報告の仕方あるかー?
 ケンの事を想う
ジュンは健気。ケンとジュンの事を想うジョーはもっと健気(^o^;)。いやいやジュンの気持を分かってさり気無く色々気を使うジョーはエライと。ホントに今回はジュンもジョーも良かった(せめて手伝わせて、と言うジュンは#37とは大違いに立派だ)。確かに良かったとは思う。だけどなんか、急にこの二人恋愛話モードに入っちゃって、これまで伏線もほとんど無かったし、その上ケンは全くその気が無いようなので、ちょっと変な風に盛り上がってる感じである。
 ケンは相変わらずスタンドプレイヤー。しかしガッチャスパルタンってのは、あの様な作業(スパナとか使ってた)でパワーアップが出来るのだろうか? もしかして
ケンって天才か?
 気の毒なのは今回の鉄獣である。鉄獣といえるのだろうか、
単にタイヤが繋がって転がるだけのしろものである。武器も出さずただ転がっていたところで、G2号機にバランスを崩され爆発してしまった。話の都合とはいえ実に情けない。総裁Zが、エゴボスラーを見限った為、資材や人材の提供が受けられなかったのに違いない。

●乙女の妄想(^ ^;)●
 ジュンの気持がとっても良く分かっちゃうジョーなのね。だけどそれも辛いと思う。だって
ジュンはジョーの気持なんて分かってないし。「~女の子のジュンは特にな」なーんて言葉を付け足しちゃうジョーの気持を、だけどケンは分かっているはず。とにかくナレーターは大嘘付きである。

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第47話「地球消減!321…」 評価=★★★★(^o^)(*^ ^*)

 反物質惑星は再び地球に近づきつつあり、地球消滅まであと十六時間となっていた。
 ケン達は、最後の手段として反物質惑星を誘導している七機の宇宙トラクターのうち三機を破壊し、反物質惑星の軌道を変える計画を立てる。そんなケン達に、鴨技師長は南部から万一の時は渡すようにと生前預かっていた形見を手渡す。
 ガッチャスパルタンは反物質惑星に接近、迎え撃つ戦闘艇を躱し、ジョーは三機の宇宙トラクターを流星破壊ミサイルで撃破する。だが直後閃光と激しい衝撃が起こり五人は気を失う。それはケン達の行動を予測していた総裁Zの罠で、五人は反物質惑星のバリアにやられたのだった。そして反物質惑星が地球に到達するまであと十二時間となる。
 エゴボスラーは地球最後の瞬間を見届けさせて欲しいとZに言う。
 ウルトラハイパーシュートを使うと言うケン、それを止めるジョー達。その時ジンペイの言った一言で、総裁Zが反物質惑星を誘導している事に気づいたケン達は直ちに地球へ戻る。
 Z内への侵入に成功したエゴボスラーは、Zの中枢を破壊しようとするが失敗。辛うじてZの動力部の一部を破壊。そこへ現れたケン達は破損部からZ内に突入する。だがその時Zはエゴボスラーやケン達と共に空間移動で地球から消え去った。

●コメント●
 ガッチャスパルタンもパワーUP! 画力もパワーUP! なにせ
ロケット基地のおじさんまでいい男である。またメカ描写が特に綿密になっている。演出も良い。見る価値大あり(^o^)である。
 
ジョーの例のシーンがある。「勇気なんかじゃねえ」である。ファンの間では好評の様だ、いや確かに雰囲気のある良いシーンである。だがちょっと唐突に感じるのだが…、流れから行くと、むしろケンが言った方が良かったかも知れない。確かにもはや正義感や使命感などではない、彼らを突き動かしているのはZに対する強い憎しみの心である。ジョーが代弁した形になったが、それはおそらく五人とも同じだったろう。
 ジョーもケンもみんな頑張ったが、今回のMVPは何と言ってもエゴボスラーだろう。「刺し違えてもお前の思うようにはさせん、見ていろ」byエゴボスラー。エライ! 見直したぞ、やはりエゴボスラーはこうでなくちゃ。こんな状況になるまで自分が利用されていただけという事に気づかなかったのは、たいがいおマヌケではあると思うが、この際それは忘れよう。忘れられるほど今回の
エゴボスラーはカッコ良かったのだ。Zに対する怒りや屈辱感そして最後まで屈伏しないプライドなどが良く出ていた。
 ウルトラハイパーシュートを使うのどうのとモメるシーンは、なんというか
異様に盛り上がっている(^ ^;)。とにかく台詞は赤面モノだし、それにあのモノローグの演出は何なんだっ、クサすぎる! だけどとても印象の良いシーンである。たぶん全体にすごく会話のテンポが良くて、緊迫した場面なのにポジティブな独特のムードがある為だと思う。明るい台詞は絶望的な状況から光脈が見えた故ではあるが、極限の状態でも前向きに戦い続ける(あるいは続けてしまう)五人の姿を、視聴者に感じさせて悲しくさえある。そこまで計算していたのならスタッフは立派だと思う。

●乙女の妄想(^ ^;)●
 ジョーの態度に「ジョー!」と
意味深に、且つセクシイに呟くケン。またまた何かドラマを感じさせる冒頭の二人である。ケンはガッチャスパルタンの中でもずっとジョーの事考えてたようだし。
 ジョーがケンの体をぼろぼろにしたギャラクターを許せないのは当たり前。

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第48話「永遠のガッチャマン」 評価=★★★★★\(^o^)/

 地球消滅まで23分37秒。Zの内部へ入った科学忍者隊は、Zの中枢部のおおよその位置を突き止めGメカで向かう。
 エゴボスラーとメカンドルもZ内で中枢を探していた。だがZの攻撃に合いメカンドルは消滅する。エゴボスラーはZの本体を前にするが、その攻撃を受け殺される。
 ケン達は異空間でのZの激しい攻撃に苦戦、五人ばらばらになる。そしてZの本体と名乗るメカはケンの前にも現れる。ケンは僅かながらその一部にフェンサーでダメージを与えたので、一時攻撃が途絶える。四人はその間にケンと合流する。
 ケン達は、ジョーのブラックボックスの反応によりZの本体の位置を探り出す。そしてジョーがそのフードを破壊しケンがフェンサーで止めを刺す。反物質惑星は動きを止め地球は救われる。だが五人は既に力尽きていた。その時ケンが持っていた南部の形見が光を放ち初め、五人とGメカを包み込む。
 Zは反物質惑星に飲み込まれ、双方共消滅し宇宙の塵となる。科学忍者隊からの連絡はないが、鴨技師長は反物質惑星が消滅した地点から何らかのエネルギー体が飛び出したのを確認する。

●コメント●
 コンテ、演出が
かなり凝っている。またそれを十二分に生かすことが出来る作画力と画像処理能力になっている。ラスト二話で(技量が)十年ぐらいタイムスリップしたようである。その上異空間での戦いは、文章で表現しにくい芸術的な(?)画面が続き、ストーリーダイジェストが書きにくかった(^ ^;)。
 ところでZの緊急指令回路って何だ? ナレーションでのみ登場した単語なのだが、Fはそういうのがいくつかあった。
 やっぱり山本(優)さんかーっ。とつい言いたくなる様な
メロウな台詞のオンパレードであった。まあ盛り上がったからいいか。エゴボスラーは結構普通のラスト(死に方)だった様だ。#47で気合い入ってよから、もう少し手間を掛けてくれるかと思ったのに、凄く残念である。対して忍者隊側はみんな良かった(*^ ^*)。 「死なないよな」と言うジンペイも素直で、同じくジュンもリュウもいいシーンだった。最後の最後まで諦めないケンはやはりケンらしく、そして今までで一番リーダーしていたし、ケンをサポートし続けたジョーはやはりサブリーダーだった。
 ケンがエゴボスラーのロケットの写真を見るシーンは
凄くいいシーンだと思う。エゴボスラーが最後まで母のことを口にしなかったのが、かえって効果的だったようだ。
 そうだったのか、
Fは泣ける最終回だったのか!という訳で私はマジで感動して泣けてしまったのだ。南部が呼びかける場面とか、BGMの効果もあると思うが、南部は「ガッチャマン」の象徴、というイメージがあるせいだろう。
 結局南部の形見はどのような役目を持った技だったのか、具体的には分からなかった。だがあれはあれでいいのだと思う。観念的な所はどこかウラシマンを思わせる。どうとでも解釈できる終り方だとよく言われるが、地球に降り立つ五人の姿が私にははっきりと見えるようだ。ラストのケンのアップ、これはもう
全話中ピカイチ(*^ ^*)。あれは何と言ってたのだろうか、うーん。
 みんな
最後までありがとう!である(*^o^*)。

●乙女の妄想(^ ^;)●
 何と言われてもいい。私は謝る! このように
素晴らしい作品に、これまで好き勝手な茶々を入れて申し訳ありませんでしたっ。このラストを観たら煩悩が浄化されるようだわ。

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