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第31話「激走!トレインチェイス」 評価=★★★(^_^)

 ISOの宇宙パルス研究チームのリーダー、スタール博士を含め、何人もの宇宙パルスの研究者達が行方不明となる。若手の科学者、ブラウン博士とジョイス博士も襲われ、研究者達は全員ギャラクターの地底列車に乗せられる。地底列車には最後尾の車両の後ろに、カモフラージュに蒸気機関車が連結されていて、鉄道マニアの少年マックが何も知らずに乗っていた。
 ブラウン、ジョイスに変装して潜入していたケンとジョーは列車内でのメカンドルの話から、この列車がギャラクターの本拠地へ行くことを知る。そこでケンとジョーは、スタール博士達を最後尾の車両に移し救出を計る。だがエゴボスラーは列車内の監視カメラで科学忍者隊が潜入していることを知り、メカンドルに最後尾の車両を切り離すよう指示。切り離された車両は、後に連結している蒸気機関車ごとマグマヘ向かって走った。そこへマックが来て、ケン達はマックの助言で、蒸気機関車のブレーキを使い車両を停止させることに成功。エゴボスラーは追撃列車を送り込む。マックが機関車を操縦しケンとジョーは追撃列車を破壊する。エゴボスラーはケン達の列車を地上に出し鉄獣で攻撃するが、マックの操縦で鉄獣を上手く躱し、ケンはリュウ達に連絡。ガッチャスパルタンに合体してハイパーシュートで鉄獣を倒す。
 マックは父親のような機関士になるのが夢だと話し、ケン達と別れる。

●コメント●
 #30、#31と子供ゲストによる子供の視聴者を意識した話が続くが、どちらも
面白さとしては今一つだった。機関車がカッコ良かったことと、マックが頑張ったことで、一応こっちをプッシュしよう。だがケン達が変装して潜入するハ−ドアクション風囮作戦と、機関車というノスタルジック(ファンタジック)な物が、あまりにかけ離れ過ぎてて、とってもちぐはぐな感じだ。あるいは演出がもう少し良かったらイイセン行ったのかも知れない。マックがすっごく可愛くて好感持てただけに、もったいない気がするのである。
 
科学忍者隊が子供に知恵を借りるとは情けないぞ。ま、ケンもジョーも最新メカは動かせても、蒸気機関車のノウハウは持ってなかったらしい。でケンがせっせと石炭をくべている隣で、ジョーは何もせず楽してたように見えたのだが…。あれはやはりコインで負けた方がやるとか言って、ジョーがイカサマ勝ちした緒果だろーか?
 今回の画はとっても
個性的だ。下手じゃないけど凄く「濃い」。そのせいかケンとジョーの変装はどう見ても「博士」には見えないのだが、スタール博士は似ているとか言ってた。本物は一体どんな人達だったのだろう。
 鉄獣は巨人ゴーレム(?)みたいで何とも
だ。鉄獣らしくない。
 ラストナレーション「ガッチャマン達はマックに夢多かりし自分たちの少年時代の姿を見ていた」ホントかなー? なんとまあ
恥ずかしい台詞だ(^o^;;;)。このナレーションだけで減点10である。

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第32話「宇宙パルスの謎」 評価=★★(-_-)

 鴨技師長の只一人の肉親、孫のシュウイチが、おじいちゃんに会いたいとエド市からISOにやって来る。だが技師長はガッチャマン基地で宇宙パルスの解明に忙しく、会わせてもらえなかった。そして技師長の助手である保護者のオサダ氏と明日エド市に帰ることになる。シュウイチはおじいちゃんと一緒に暮らしたいと言う。シュウイチを可愛そうに思ったジンペイは、技師長を息抜きと言ってニュージョーク市に連れ出しシュウイチに会わせる。だが技師長はシュウイチに二度と来るなと言う。
 世界各地の天文台を攻撃していた総裁Zは、次の目標をエド市のプラザ天文台に定め鉄獣を出撃させる。この鉄獣は宇宙パルスを利用したレーザーを武器としていた。
 技師長はシュウイチに強くなってほしくてキツイ事を言ったが、内心とても気に掛けていた。南部は技師長に、宇宙パルス収束機を搭載したガッチャスパルタンに同乗し、エネルギー源を突き止めるよう言う。ガッチャスパルタンは宇宙パルスをキャッチ、技師長は天文台にある反射板が必要だと言う。ジョーの護衛でプラザ天文台に降りる技師長。持ち掃った反射板をG1号機に搭載。鉄獣のレーザーを破壊しハイパーシュートで倒す。
 鉄獣の攻撃でオサダ氏は死に、シュウイチはエド市で一人ぼっちになるが、ジンペイ達の戦いを見て自分も強くなろうと決意する。そしておじいちゃんに会えなくても我慢すると言う。そんなシュウイチをジンペイはもう一度技師長に会わせる。

●コメント●
 考えてみるとF唯一の技師長主役の話である。それなのにストーリーは
つまらない。巨大ロボット物にありそうな話である。シュウイチの決定前の名前は「正平」であった。別にどっちでも良さそうだけど…。そんな事気にするより、もう少しストーリ−を気にしてくれ(T_T)。それからオサダ氏のフルネームは「長田茂」らしい。だ〜か〜ら〜、そんな事どうでもいいってば(ToT)。
 宇宙パルスだの反射板だの、
意味がさっぱり分からないのは、私に科学知識がないからなのか? ガッチャマン基地でのケンやジンペイ達の台詞はあったかみがあって良かった。
 うーん、特にコメントする内容もない。ジョーはいつもながらカッコイイ。的確な判断と迅速な行動をさり気無く行ない、名サブリーダーぶりを遺憾なく発揮している。
 あ、エド市と言うのはゴワッパー5のメンバーが住んでいる街だった。

●乙女の妄想(^ ^;)●
 「ケンの奴何をしてる!」
怒る時でさえ愛を感じるわ。ささきさんの言い方がなんか良かった。この後ケンが鉄獣のバリアの中に突入する時の心配そうな顔もいい。やっぱ気が休まる時ないね、ジョー。

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第33話「果たされた約束」 評価=★★★★★\(^o^)/

 ISOの海洋観測船がベアリー博士達を乗せたまま消息を絶った。調査のため、リュウが一人で船が出港したナルベカ港に潜入する。
 リュウはその調査中に、男達に追われていた幼い少女を助ける。少女はルシイといい、ベアリー博士の娘だった。ルシイは母親と二人で博士を捜しに来たが、男達に襲われて母親は海に落ちたのだと話す。リュウは一人ぼっちになったルシイの用心棒になることを約束する。そこへルシイを狙いまた男達が現れる。リュウは止めに入ると、わざとやられたふりをして、何でもするから助けてくれと言い、それを聞いた男達は、リュウに故障した船のエシジンを修理しろと言う。上手く男達の船に乗り込んだリュウは、指示される通りに船を操縦して鉄獣の中へ入る。ベアリー博士はその鉄獣に捕えられていて、エゴボスラーは海底基地を建設するため博士に協力を強要していた。しかし博士が言う事をきかないので、娘を捕えて脅迫しようとしたのだった。
 リュウはケン達に連絡し、科学忍者隊出動する。ルシイは遂に追っ手に捕まり、鉄獣内に連れて来られるがリュウに助けられる。リュウはベアリー博士も救出し三人は潜水艇で脱出。鉄獣に追われるがケン達と合流。ハイパーシュートで鉄獣は倒される。

●コメント●
 画が
ものすご〜〜くキレイ! 画力のせいかコンテのせいか、動きがまた素晴らしい! ストーリーも悪くないが、今回は画を見てるだけで楽しくて満足である(*^o^*)。ぜひぜひ観てほしい。もうサブタイトルに至るまで傑作だと思う。大抵内容とあまり関係ない今ひとつ分からんタイトルが多いんだから。毎回こうだと良いのだが、そうはいかないところが、なんというかFの醍醐味である。
 珍しく
リュウの私服が見れる。それから、せっかくリュウ主役なんだから、冒頭はさり気なくリュウの日常シーシとかにしてほしかったなあ。
 リュウのアクショシが
めちゃめちゃカッコいーのっ(*^o^*)。ちょっと強すぎる気もするが、なんといっても主役だから許そう。メカ戦も、鉄獣が出ると即ハイパーシュート!というパターンが多い中、同じワンパターンの決め技使うのでも、今回みたいに、みんなで(今回リュウが)頑張ってみて、それでピンチになった時ハイパーシュート! のほうがヒーローアクショシ物としても断然面白いのだ。ここまでかっこ良くやってくれたんだから、できればリュウに最後まで決めさせてあげたかったが、そこまでは無理だったようだ。やはりハイパーシュートが出なけりゃケン(ガッチャマン)の立場がないというものだろう。
 初め誰が潜入するか決める時の、いつになく
気合いの入ったリュウに他のメンバーがあっけに取られてるところが、すごく面白い。
 そして、目立たないがリュウのフォローまでしっかりやるジョーに注目。ケンは「頼んだぞリュウ」なんて、ややぶっきらぼう気味に声掛けるのだが(これはこれでケンらしくて可愛い)、ジョーは曰く「なんたってリュウあってのガッチャスパルタンだからなぁ」である。この時二人に答えるリュウ(
兼本さん)の口調が良い。

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第34話「エゴボスラーの策略」 評価=★★★(^_^)

 南部の元へ無名の物理学者シュパール氏から、宇宙パルスの研究レポートが届いた。それは完成度の高いものでシュパール氏は直接南部に会って話をしたいと言う。
 南部はギャラクターに気付かれることを警戒し、科学忍者隊にも連絡せず、自ら変装をし航空機を使ってシュパール氏の所へ向かう。そのことを知ったケン達も変装して後を追う。だが主要都市の空港にはギャラクターのスパイが潜入しておりエゴボスラーは南部の行動を掴んでいた。
 シュパール邸へ先回りしたケンペラーは宇宙パルスの資料を奪おうとして脅しの銃が命中しシュパールを殺してしまう。
 南部はシュパール邸に到着。待っていたのはエゴボスラーの変装したシュパールだった。エゴボスラーは催眠銃で南部を眼らせ捕える。
 南部の後を追ってシュパール邸にやってきたケン達は、屋敷の裏でシュパールの死体を発見。邸内へ突入するが、既に南部は何処にもいなかった。邸外へ出たケン達にキリスト像が鉄獣となって襲いかかる。ケン達はガッチャスパルタンに合体するが、南部が鉄獣のコクピットにいて攻撃できない。ケンは鉄獣内に飛び込み南部を救出。宇宙パルスの資料は最後の一ぺージを残し、すべてエゴボスラーに持ち去られてしまった。

●コメント●
 今回は
大変装大会である。南部の変装もかなりなものだったが、金髪のケンもなかなか似合っていた(*^ ^*) どうせなら「大驚のケン七変化」なーんてのをやってくれたら良かったのに。でもあんな怪しげな変装じゃよけい目立つだろうに。しかも五人そろってゴレンジャー…じゃなくて、五人そろってれば変装しててもしてなくても、あまり変わらないのではないだろうか。そもそもジョーの言うようにギャラクターには五人の素顔はバレバレなので、やろうと思えば忍者隊暗殺も可能だと思うのだが、エゴボスラーはあまりそういう事は考えなかったようだ。
 変装だとか暗号だとかの描写が妙に細かい。変装した南部の写真を検証するケンペラー(さすがプロ)や、南部がTELの呼び出し音の回数を暗号に使ったり(これもケンペラーの説明)、エゴボスラーが変装に合成樹脂を使ったりとか(これ南部が見抜く)、誰かスタッフに
マニアの人でもいるのだろうか。
 南部が空港でTELしてる時の目の動きもいちいち細かかった。そして当たり前だが
TELがダイヤル式なのに時代を感じる。
 出たぞ地底列車! このドリルでドバーッていうのがなんともゴーカイで悪役らしくて良いのだ(^o^)。

●乙女の妄想(^ ^;)●
 今回もケンとジョーコンビで調査。ほとんど
ガンちャんとアイちャん状態! 別にコンビ組んだからどうのなんて言いたかないけど、嬉しいのは事実。所詮ミーハーなんてその程度のものよ(笑)。

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第35話「死の影せまるG1号」 評価=★★★★(^o^)(*^ ^*)

 南部もエゴボスラーも総裁Zの正体を知るため、宇宙パルスの解明に尽力していた。だがどちらも不完全なデータのため核心に迫ることはできずにいた。正体を知られる事を懸念したZはエゴボスラーに自ら説明をする。宇宙の彼方で反物質惑星が作られており、その副産物が宇宙パルスである事。Zは宇宙パルスを活動源にしている事が語られ、反物質惑星を地球に接触させギャラクターが支配する地球を作ると言う。だがZの本当の計画は地球の消滅だった。
 エゴボスラーは宇宙パルスの資料と南部の命を奪うため、ISOに向け鉄獣を出撃させる。科学忍者隊は直ちに出動、ケンはハイパーシュートを使おうとするが原因不明の失敗をする。鉄獣はISOを破壊しギャラクターが司令室に迫る。ケン達は南部に避難するよう言うが、ハイパーシュートの失敗を知った南部はすぐに研究室でケンの体を調べ始める。
 ジョー、ジュン、ジンペイはギャラクターに変装し鉄獣に潜入、内部に爆弾を仕掛ける。その頃南部は、ケンの体で細胞破壊が起きている事を突き止める。
 鉄獣はジョー達が仕掛けた爆弾により爆破されるが、ISOは壊滅し多くの職員の命と重要なデータが失われた。そしてジョーは南部の研究室の残骸の中でケンの体の異常を知った。

●コメント●
 凄い、突如
シャドーが付いた! そして個性的だがキレイな画、光と影の効果を上手く使ったハデめの演出、であった。
 ハイパーシュートとは説明を
聞けば聞くほど無茶苦茶な必殺技である。シリアスメカ物のガッチャマンでこんなムテキングみたいな見栄えがよければ何でもOK的な設定でいいのか。お陰で南部はとんでもない研究をしているマッドサイエンティストの様になってしまっている。それだけの頭脳があるなら、もっと安全で効果的な必殺技が開発できると思うのだが。それとも何か裏の大人の事情でもあったのだろうか? とはいえ、この鉄獣を剣でぶち抜くビジュアル自体はそんなに悪くないと思う。だから理届抜きで毎回観たいっ!と思える位かっこよくやってくれたら良かったのだが…。字宙刑事を見よ。工夫が足りんぞガッチャマン!…予算も…足りないのかな。
 設定と言えば「反物質小惑星」だの「細胞破壊」だの、分かった様な分んない様な設定が次々と…。まあこの辺りはなんとなくそれらしければいいのではある。
 「わかんねぇのか、長官の護衛だよ」と咄嗟に言えるジョーはエライ。
ささきさんの言い方がなんか優しくて感動(*^ ^*)。私も言われてみたい(←バカ者)。

●乙女の妄想(^ ^;)●
 ジョーの
イミシンなアップが連発されるんですけど〜。それも「ケン…」とささきさんの呟き付きで。だいたいジョーと他の三人では、ケンがハイパーシュートを失敗した時点で反応が違っている。ジュン達はケンの異常に死を予期する程の不安は感じていない。けどジョーは何かを感じている様子である。今までの状況を考えるとジュン達の反応の方が普通だと思う。これはジョーが常にケンの傍にいて、ケンをとてもよく見ていたため、なにかの前兆を見つけていたという所だろう。そしてラストのジョーは、漠然とした予感だったものが、モニタ−画面という否定できない現実となって目前に叩き付けられたというわけだ。ささきさんの叫びが胸に迫るのであった。

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