セラリア市のマントル工場が鉄獣に襲われるが、国連軍のフェーザー戦車隊の反撃に敗れる。マーストラは自分に方策があり、成功したら首領の座を渡せとエゴボスラーに追る。
セラリア市でギャラクターの報復に備えていた科学忍者隊は、戦闘用ロボットとそれを操る男を発見。ジュン、ジンペイ、リュウはGメカで戦うが、フェーザー戦車も歯が立たないロボットのパワーに苦戦する。男の後を追ったケンとジョーも男を見失ってしまう。
修道女セーラは人々が全員避難した街で、一人教会に残っていた。そこへ途げてきた男が何もしないので休ませてくれ、と現れる。セーラは男に兄の話をする。兄が家族を思って送ってくれた大金が皮肉にも家族を不幸にしてしまったと。そこヘジョーが来て、男にロボットを止めさせようとするが、鉄獣出現の連絡を受けている隙に逃げられる。その時男が落とした1枚の写真はセーラの持つ家族の写真と同じものだった。ジョーは男(シャラム)がセーラの兄であることを知る。
鉄獣はマーストラが指揮しシャラムも乗っていた。ケン達はガッチャスパルタンで鉄獣に挑むがミサイル攻撃を受けセーラの教会のそばに墜落する。マーストラは止めを刺そうとするが近くにセーラがいるのを見つけたシャラムは鉄獣内で抵抗、コクピットを破壊する。体勢を立て直したケン達はハイパーシュートで鉄獣を倒し、シャラムも死ぬ。
セーラはシャラムを兄と知ることなく、一人の人間として手厚く葬る。
●コメント●
ケン達は出番なし。シャラムの一人舞台であった。けどいい話だったから許そう。何故いつもゲストにばかり頼るのだろう。スタッフの方針なのだろうか? けど画キレイだから許そう(笑)。要するにそんな話なのだ。でも動きもアクションも良かった、ホント(*^ ^*)
ジョーはまたもオイシイ役。「話が終わったら来てもらおう」からして落ち着いててちょっとかっこ良すぎ。ケンならこうはいかないだろう。ラストも、真実はジョー(と死んだシャラム)だけが知っている…というニクイ(笑)演出である。ジョーの事だから、後で皆に実はこうこうで…などと言ったりはしないだろうし。で、写真を思わずぐしゃっと丸めるジョーの仕草が、演出してるなーなんて、特別上手いとかじゃないが、何となくそう思うのであった。
それにしても、ケンの人選は正しかったのだろうか? 特に戦闘能力の高いケンとジョーでコンビ組むというのは、ロボットをコントロールしている根源を叩くのが第一と考えた為だろうが、というか、ケンのことだから、いつもの様にヤマカンなのだろうけど、リュウ、ジンペイ、ジュンでロボット三体相手ってのも少々キビシくないか? それで、その時ジンペイの言った「このロボットは凄く頑丈だぜ」って台詞が私のツボにハマってしまって、可笑しくって…(笑)
。普通「〜強いぜ」とか言うと思うのだが。
●乙女の妄想(^ ^;)●
三人がピンチなのに、ケン「何とかしろ」はないでしょー。そこで黙っているジョーもジョーだ。もしジョーと一緒にいたのがジュンかなんかで、ケンが連絡してきたら、絶対男なんかそっちのけで引き返したクセに。全くこんなに露骨に身びいきしてて他のメンバーはよく黙ってるな。きっとみんなとっても寛大な人達なのだろう。私ならたまらないわ。#23のような二人のコンビプレイは見れないが、ケンのために命を賭けるジョーの姿が堪能できる。シャラムがケンを狙ったものだからジョーってば見るからに必死! まあ強いこと! 強さは愛だ(串田アキラ)
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