ガッチャマンF エピソードガイド6
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第26話「G1号怒りの新殺法」 評価=★(T_T)

 カウベラ市にはISOの宇宙パルス研究施設がある。Zは自らの秘密が解かるのを恐れここを破壊するよう命じる。だが所究所は守りが固く正面からは攻撃できない。ケンペラーは、放牧民が教会に牛を連れて参る、というこの街の祭を利用し、ギャラクターのサイボーグ牛を紛れ込ませる。サイボーグ牛の発する電波で教会に集まった牛たちが一斉に暴れ出す。祭に参加していた少年カルロの大事にしている牛バルンもその中にいた。そして牛達は宇宙パルス研究所を襲う。
 南部から情報を受け科学忍者隊は出動する。ケン達はサイボーグ牛の角から誘導電波が出ていることを突き止め、これを破壊、牛達はおとなしくなる。
 ケン達はカルロと知り合いになる。しかしカルロはケンペラーの人質にされる。武器を捨てる五人。その時鉄獣が現れ研究所を襲う。バルンはカルロの声に答えてケンペラーに突進。ケンペラーは逃げだしカルロは助かる。だがバルンは鉄獣のレーザーに倒れる。五人はガッチヤスパルタンで応戦。ハイパーシュートで鉄獣を倒す。バルンは死ぬが、バルンの子供が独りぼっちになったカルロの友達になる。

●コメント●
 これはもう牛のおかげで
全編大笑いのギャグ話。のハズなのだが、ケン達は「どこまで卑怯なんだ、ギャラクター!」などといつにも増してシリアスに怒りまくっている。どうもスタッフ(多分脚本)は大まじめに描いてるらしい。を守る為にと戦いと一人の子供に命を賭ける科学忍者隊の姿を…って、全くもって変てこな話
 とは言え見どころはいろいろとある。まず
変装したケンペラーが見れる。さらにカルロはそのケンペラーに向かって「お兄さん」と言うのだ。…どっから見てもおじさんなんだけどなあ(^ ^;;;)。ケンペラーは何故カルロを人質にしたんだ? たまたまなのか、折角お兄さんって言ってくれた奇特な子なのに。
 ギャラクターのドリル付き地底列車。度々出て来るものだが、なかなか迫力があって
カッコイイ。毎回これで出陣するギャラクターってのをやってもいいかも知れない。巨大ロボットが出動する時みたいに専用BGMも作ってもらって(^ ^)。ガッチャマンよりいいかも。もっとも今回この列車に乗ってたのはだったが(^o^;;;)。
 またしても武器を捨てる忍者隊。もーまたかい。でジョーは武器を捨てろと言われて、羽根手裏剣を一本捨てた。バカにしてるなーっ。このちょっと前の忍者隊が構えるシーンは動きがとっても変だった。預むから話か画かどっちかだけでもカッコイイ忍者隊を見せてくれよー。
 こんな
ヘロヘロの話のくせに、台詞はこうだ「最愛の友を失った時は、悲しいものだ」byケン 「独りぼっちって本当に淋しいもんな」byジンペイ なーにを言ってるんだか、である。ほんとに何の事だよそりゃ。こんな話でそんな事言って欲しくないのである。ところでケンの新必殺技って何だったの?

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第27話「エゴボスラー出生の謎」 評価=★★★★(^o^)

 サタンフォーヘンから亡命しようとした老女ゼルダは、追手の追撃で崖から転落。一命をとりとめ病院に運ばれる。彼女が昏睡状態の中で口にした幾つかの単語から、南部はゼルダがエゴボスラーの秘密を知っていると推測。科学忍者隊は彼女が言ったアイン川上流の古墳を調査に向かう。
 エゴボスラーはある古墳を訪れ、そこに監禁されている一人の男に会っていた。そしてエゴボスラーの過去が語られる。エゴボスラー大伯爵の使用人マーゴットの息子エルンは、大伯爵の息子カセルに怪我をさせ、大伯爵の怒りをかう。マーゴットはエルンを庇い大伯爵の仕置きで命を落とす。エルンは本当は大伯爵の子供だという言葉を残して。それから復讐を誓ったエルンは、カセルそっくりに整形し大伯爵を射殺。カセルを監禁しエゴボスラー伯爵の地位を継いだのだった。
 アイン川流域を調べていたケン達は、ギャラクターの潜水艇を発見。近づくと鉄獣が現れる。総裁Zがエゴボスラーの秘密を守る為送り込んだものだった。ケンは苦戦しながらもハイパーシュートで鉄獣を倒す。だが古墳はエゴボスラーの手で爆破され、カセルはサタンフォーへンに連れ去られた。

●コメント●
 いつにも増して
台詞がクサい。ナレーションもクサい。演出もクサい…けど独特の心理表現が光る。とりわけ雨(嵐)の雫が効果的に使われてるところなど、見る価値大あり!である。画もキレイ。エゴボスラーの母ちゃん若すぎないか? エゴボスラーは整形する前のほうがいい男だったんだ! もったいなかったなー。その上、この話を見る限りでは、エゴボスラーは薄幸なとってもいい人で、大伯爵とカセルはとっても悪人である。これじゃエゴボスラーを応援するっきゃないではないか。このカセルって人が大学院で物理学を専攻してたわけ? とーってもそんな風には見えないけど。
 まーとにかくエゴボスラーの世界征服の原動力となったものは何なのかが描かれた訳だ。もっとも世界征服はなりゆきとゆーか、やってるうちエスカレートしてきた状態であろうが。欲を言えばこんなスペシャル版みたいのじゃなく
三話分ぐらいかけてじわじわやった方が、話に厚みも出て良かったろうが、それは無理というものか。
 ところでケンが戦ったあのマクー空間みたいのはいきなり何の説明もなく登場したけど、何だったんだろう? 要するにZの時間稼ぎという事はわかったが、鉄獣は五倍にパワーアップするのか? エゴボスラーよりこっちのほうが謎である。

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第28話「死闘!裏切りの谷」 評価=★★★(^_^)

 サバンバ大統領がギャラクターと内通しているというレジスタンスからの情報が南部の元へ入る性その囲ば最近ウラン拡肝が発覚された所でギャラクターに悪用されるのを阻止すべく科学忍者隊は調査に向かう。
 ケン達が到着した時、南部へ情報を送ったレジスタンスは軍の攻撃をうけていた。ガッチャスパルタンは襲ってきた軍の戦闘機を撃破。軍は退散するが、レジスタンスは壊滅的な被害をうける。レジスタンスと作戦を練る五人。
 サバンバ軍の様子を探るため、ジュシを除く四人は志願兵として軍に潜入する。しかし正体はバレていて四人は捕えられ、銃殺が予告される。ジュン達は四人の救出に向かうが、レジスタンスのリーダー、ラシッドが確保したルートにはサバンバ軍が待ち伏せていた。リスカは近頃ラシッドの様子がおかしいとジュンに漏らしていた。
 武器を捨てなければ四人を殺すと言うサバンバ。ラシッドは隆伏するしかないと言いメンバーも従う。だがラシッドが偽物だと気付いたリスカは彼を射殺。本物のラシッドは殺されていた。ジュンは四人を救出に向かい、リスカもあとに続く。他のレジスタンスも武器を取り戦い、四人は助けられる。サバンバは鉄獣で攻撃、ケン達はガッチャスパルタンで応戦。ハイパーシュートで鉄獣を倒す。リスカはラシッドの遺志を継いで新しい国を作ることを決意する。

●コメント●
 今回の敵はギャラクターではない。一国の軍である。ギャラクターと内通しているとはいえ、科学忍者隊が特定の国とあんなに
大っぴらに戦ったりして、果たして良いのだろうか。とっても疑問である。別にレジスタンスにしなくても、ギャラクターと戦ってるグループって事でいーじゃないか。
 今回は(今回も)ゲストキャラが出張ってたとはいえ、一応忍者隊の中ではジュシが主役らしい。リスカとは女のカンで分かる部類(本人がそう言ってた)の話をしていた。要するに
「私も仲間に好きな人がいるから、あなたの気持ちは良く分かるわ」と言ってたわけだ。それはいいが、ジュンっていつも何か女々しい印象がある。全話通して、ジュンは女性の優しさや細やかさを強調した描かれ方をしていて、逆に戦士としての健気さや強さは描かれる事が少なかった。だからそう感じるのだろう。うざったい女に見えてしまうのはとっても残念だ。それに比べゲストキャラの女の子が、揃って素敵ないい子ばかりなのは皮肉なものだ。今回のリスカも凄くカッコイイ。
 ケン達もあっさり捕まるとは情けない。いつもいつも言ってるけど、
それでもヒーローか! きっと相手がギャラクターじゃないもんで気を抜いたに違いない。ケンなら有りえそうだ。ジョーに頼ってないでいいとこ見せんかい!である。そのジョーも全くやる気がないというか、本気出してないぞ。まぁこれはジョーが悪いんじゃなくてレジスタンスを主役にしたので、忍者隊の持って行きようがなかったという構成(シナリオ)の下手さのせいなのだ。Fはこうした構成がとても多いので忍者隊はかわいそうである。でジョーといえば#27もそうだが、今回も「ケン○○しようぜ」と作戦を仕切っていた。ケンそれで言いのか?…いいんだろうけど。

●乙女の妄想(^ ^;)●
 ガスで気を失う寸前、例によって
ジョ−の名前を呼ぶケン(自分でなんとかしろっつの!)今更珍しくもない事だ。なにしろ、何かあったら「ジョー!」だし、何もなくても「ジョー!」なんだもん。それらの発言のうち、四割はジョーを心配して、あとの六割はジョーを頼ってのものである。ジョー本望ね

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第29話「非情!引き裂かれた兄弟」 評価=★★★★(^o^)

 セラリア市のマントル工場が鉄獣に襲われるが、国連軍のフェーザー戦車隊の反撃に敗れる。マーストラは自分に方策があり、成功したら首領の座を渡せとエゴボスラーに追る。
 セラリア市でギャラクターの報復に備えていた科学忍者隊は、戦闘用ロボットとそれを操る男を発見。ジュン、ジンペイ、リュウはGメカで戦うが、フェーザー戦車も歯が立たないロボットのパワーに苦戦する。男の後を追ったケンとジョーも男を見失ってしまう。
 修道女セーラは人々が全員避難した街で、一人教会に残っていた。そこへ途げてきた男が何もしないので休ませてくれ、と現れる。セーラは男に兄の話をする。兄が家族を思って送ってくれた大金が皮肉にも家族を不幸にしてしまったと。そこヘジョーが来て、男にロボットを止めさせようとするが、鉄獣出現の連絡を受けている隙に逃げられる。その時男が落とした1枚の写真はセーラの持つ家族の写真と同じものだった。ジョーは男(シャラム)がセーラの兄であることを知る。
 鉄獣はマーストラが指揮しシャラムも乗っていた。ケン達はガッチャスパルタンで鉄獣に挑むがミサイル攻撃を受けセーラの教会のそばに墜落する。マーストラは止めを刺そうとするが近くにセーラがいるのを見つけたシャラムは鉄獣内で抵抗、コクピットを破壊する。体勢を立て直したケン達はハイパーシュートで鉄獣を倒し、シャラムも死ぬ。
 セーラはシャラムを兄と知ることなく、一人の人間として手厚く葬る。

●コメント●
 
ケン達は出番なし。シャラムの一人舞台であった。けどいい話だったから許そう。何故いつもゲストにばかり頼るのだろう。スタッフの方針なのだろうか? けど画キレイだから許そう(笑)。要するにそんな話なのだ。でも動きもアクションも良かった、ホント(*^ ^*)
 
ジョーはまたもオイシイ役。「話が終わったら来てもらおう」からして落ち着いててちょっとかっこ良すぎ。ケンならこうはいかないだろう。ラストも、真実はジョー(と死んだシャラム)だけが知っている…というニクイ(笑)演出である。ジョーの事だから、後で皆に実はこうこうで…などと言ったりはしないだろうし。で、写真を思わずぐしゃっと丸めるジョーの仕草が、演出してるなーなんて、特別上手いとかじゃないが、何となくそう思うのであった。
 それにしても、ケンの人選は正しかったのだろうか? 特に戦闘能力の高いケンとジョーでコンビ組むというのは、ロボットをコントロールしている根源を叩くのが第一と考えた為だろうが、というか、ケンのことだから、いつもの様にヤマカンなのだろうけど、リュウ、ジンペイ、ジュンでロボット三体相手ってのも少々キビシくないか? それで、その時ジンペイの言った「このロボットは凄く
頑丈だぜ」って台詞が私のツボにハマってしまって、可笑しくって…(笑) 。普通「〜強いぜ」とか言うと思うのだが。

●乙女の妄想(^ ^;)●
 三人がピンチなのに、ケン「何とかしろ」はないでしょー。そこで黙っているジョーもジョーだ。もしジョーと一緒にいたのがジュンかなんかで、ケンが連絡してきたら、絶対男なんかそっちのけで引き返したクセに。全くこんなに
露骨に身びいきしてて他のメンバーはよく黙ってるな。きっとみんなとっても寛大な人達なのだろう。私ならたまらないわ。#23のような二人のコンビプレイは見れないが、ケンのために命を賭けるジョーの姿が堪能できる。シャラムがケンを狙ったものだからジョーってば見るからに必死! まあ強いこと! 強さは愛だ(串田アキラ)

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第30話「忍び寄るエイリアン」 評価=★(T_T)

 マーストラは火星から持ち帰ったアメーバ状のエイリアンをニュージョーク市の水道管に侵入させ市民を襲わせた。
 エイリアンは神出鬼没でその正体を突き止めるため、ケン達は最新の被害のあったリバーサイドパークヘ行く。そこでエイリアンを発見、ロバートという少年の協力で退治する。たが直後ロバートは意識を失い、ジュンとジンペイが病院に運ぶ。それでも被害は続きISOの水道管からもエイリアンが現れた。南部はそれを採取し研究を始める。
 ロバートはエイリアンが血液内に入っていて手術が必要だが、水道が止められていて行なえない。
 エイリアンは熱に弱いと考えたケン、ジョー、リュウは浄水場の入口から国連軍に熱風を吹き込んでもらいエイリアンを追いつめる。だが死滅させる事はできずエイリアンは街中へ拡散。Gメカで追うが弱点が分からず手が出せない。ジンペイはエイリアンの中で核を持つものを狙うと良いのではと考えつく。ケン達はガッチャスパルタンに合体、核を持つものを攻撃する。だがエイリアンは鉄獣になり、ケンはハイパーシュートで鉄獣を倒す。マーストラはギャラタウンに援軍を要請するがエゴボスラーはそれを無視する。

●コメント●
 戦う相手がエイリアンなんて、
カッコ悪いし気持ち悪い(-_-;)。それだけでも見なくていい気になるのに、画があまりに個性的で直視できない。皆別人になっている。その中で唯一ハイパーシュート後のケンのアップだけは、どういうわけかすばらしくキレイである。ケンといえば、図面を広げ作戦を説明するとこや「ジョー、リュウ」と呼ぶとこが、何の変哲もないシーンなのにとても印象的だ。おそらく森さんやささきさんの台詞回しのせいなのだろう。とにかく文章では説明できない良さなのだ。
 ロバートはとっても可愛い。ジンペイがエイリアンの弱点を考えつくためだけに登場させるなんてもったいない。で、そういう展開にしたいためか、ジンペイとジュンはケン達があんなに苦労している最中、ずっと病院にいたようだ。いいのか? ジンペイはまあ許すとして、ジュンまでロバートの保護者みたいにしていて、すごく変だった。
 忍者隊は任務の度に(…かどうかは定かでないが)、南部に報告書を提出しているようだ。どんな物なのか是非見てみたいものである。きっと一人一人
個性的な報告書なのだろう。
 冒頭のエゴボスラーとマーストラのやりとりは相変わらず楽しい。でもこれ毎週恒例イベントになるんじゃないだろうな。それはちっと恥ずかしい…。
 マーストラのエイリアンの名前は「かわいい奴」というらしい。命名はもちろんマーストラ。こんな名前をつける
彼のほうがよっぽどかわいい奴と思える。この様子からするといろんなエイリアンをペットにして可愛がってるのかも知れない。以外と単純で情に厚そうなところもあるし、結構味のあるキャラクターである。ピンチになったらギャラタウンに援軍を要請したりして、エゴボスラーが助けてくれると思ったのだろうか。総裁がマーストラに協力しろと言ったので、エゴボスラーは協力してくれると思ったのかも知れない。なにせマーストラは総裁命!の人だから、誰でも自分と同じと思って。

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