ガッチャマンF エピソードガイド4
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第16話「闇に舞う殺人蝶」 評価=★★(-_-)

 平和外交で知られるアイゼン大統領の補佐官は、南部に何かを知らせようとして事故死した。不信に思った南部は科学忍者隊に大統領の周辺を調査するよう命じる。
 アイゼン大統領はギャラクターに脅迫されていた。友好のために世界の国々に送る花に殺人蝶を仕込み各国主脳を暗殺せよ、拒否すれば娘を殺す。というものだ。娘アベリアは誰かに知らせようと言うが、補佐官の二の舞になる事を恐れた大統領はそれを聞き入れず、絶対外へ出ないようアベリアに言う。
 アベリアは誰かに伝えようと父の目を盗んで屋敷の外に出る。そこへギャラクターが現れ捕まりそうになるが、ケンに助けられ家まで送ってもらう。ケンは大統領にアベリアがギャラクターに狙われる心当たりはないか尋ねるが何もないと言われる。
 ケン達はそれぞれ大統領周辺を調べるが不審な点は出てこない。調査は明日改めて行う事にする。だが、眠っている所に殺人蝶が襲ってくる。五人はGメカで応戦、殺人蝶は街中に逃げ込み追っていった五人は大統領が花を育てているドーム辺りで見失う。中を調べたいと言うと大統領の執事が中へ案内した。そこへまた殺人蝶が襲ってくる。コントロールしていたのは執事だった。だがコントローラば壊れ執事も死ぬ。執事はアンドロイドだった。その時ドームの下から鉄獣が現れ殺人蝶と共に街の方へ向かう。ケン達はガッチャスパルタシに合体、ハイパーシュートでこれを倒す。

●コメント●
 なんと誰も気付かないかも知れないが
ハイパーシュート初使用話なのだ。新必殺技のお披露目なのにこんなんでいいのか!?である。もしかしてスタッフは一話限りの必殺技のつもりだったのではないのか? そう思うくらいあっさりとした登場だった。だいたい新必殺技のセオリーは「これまでの武器が効かないっ!」で始まるハズなのだが今回はそんなわけでもない(いや実はそんな訳ではあったみたいだが、話がそれをほとんど気付かせない作りだった)からなのか、ケン達もさして感動した風でもなかった。ま、そりゃそうだわな。ケンに山にこもって修行しろとはさすがに言わないが、ジェットスクランダーを出すため何話もかけて伏線を張った某マジンガーZを、ちょっとは見習って欲しかったのであった。
 話自体はどうと言う事ない、画はけっこうキレイであるが見どころは別にある。ズバリ
一般人ルックのケンである。個人的には#14の方が似合ってたと思うが。アベリアを助ける時のケンの言動が凄くおもしろ…いやカッコイイ(*^ ^*)。とにかくケンがコスプレした時は要チェックである。もっとも今回のコスプレの目的は不明。ただの気分転換なのだろうか。それにあの服はISOの支給品なのかなぁ?
 今回殺人蝶が五人の寝込みを襲うわけだが、あの
五人並んで寝る寝方もさる事ながら、普通の人でもああなる前に気が付くだろうに、君たちほんとに忍者隊か?である。あの調子だともしおうちが火事になったら問違いなく五人は黒焦げであろう。

●乙女の妄想(^ ^;)●
 これは恋愛話じゃないが、アベリアは
ケンの好みのタイプだと思う。おそらく間違いない。ジョーに間いてみよう。

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第17話「戦慄の魔煙都市」 評価=★(T_T)

 国防軍と科学忍者隊はギャラクターの逆襲に備え、協力してニュージョーク市に防衛戦を張っていた。だがジンペイが検問の手を抜いたためギャラクターのタンクローリーがi内に潜入、有機神経ガスをまき多くの市民が犠性になった。街へ戻ったジンペイはガスを吸い苦しんでいる幼い少女を発見。自分の酸素ボンベをその子に使ったため、ガスを吸い意識を失う。ジュンは市民の避難地ヘジンペイを運ぶがボンベの数が足りない。やむなく自分のボンベをジンペイに使い動けないジンペイを残し他の四人と合流する。
 タンクローリーを追ったケン達ハ、ギャラクターのタンカーがワドソン川にガス基地として停泊している事をつきとめる。むやみに攻撃するとタンカー内のガスが噴出するため四人はタンカーヘ潜入を試みる。ケンはジュンがボンベを持ってない理由を知り自分のボンベを手渡す。四人がGメカでタンカーに近づくと、タンカーは鉄獣に変形Gメカに襲いかかる。意識をとり戻したジンペイはジュンのボンベに気付く
 鉄獣はISOに迫っていた。職員には避難命令が出されるが南部は一人留まる。鉄獣のガス攻撃は続き、G1号機はジュンを庇い破損、ガスが流入し苦しむケン。その時ジンペイがG4号機で到者。ケンはG1号機の機内圧を上げガスを拡散させガッチャスパルタンに合体、ハイパーシュートで鉄獣の頭部を狙い倒す。ニュージョーク市とISOは守られた

●コメント●
 ちょっと
スゴいタイトルである(^ ^;;;)。さて、もしジンペイがきちんと検問していたらギャラクターはどうするつもりだったんだ? ま、それはいいとして、なんで科学忍者隊が検問なんてやってるんだ? ま、それもいいとして、なんでギャラクターがニュージョーク市を狙うって分かったんだ? 秘密情報か、まいいや。でISOにはボンベの一つも無いのか? 科学忍者隊ば予備のボンベ持ってないのか? ジュンのボンベには名前書いてあったけど全員書いてあるのか?(みっともないからやめて!) もー何でもいいや。どうせどうでもいい話だし、って言ったらジンペイがかわいそうだけど。そもそもボンベなんか小道具にしたのが間違いだと思う。
 南部はまるでどっかの熱血博士のようだったが、まぁスタコラ逃げるよりはカッコイイかも知れない。大平さんの声(演技)は、
さすがに素敵だった。しかし鉄獣がISOを襲うなんて、ISOは光子力研究所か? 南原コネクションか? そうなるとISOにバリアは付けとくべきだろう。ちなみに今回の鉄獣のデザインはカッコイイ(特に顔が)。
 ジュンに自分のボンベを渡すシーシでもわかるように、ケンって
行動がかなり唐突と言うか言葉不足と言うか、これは「男は黙って…」と言うより、単に説明が面倒くさいだけのインスピレーション人間なのである。だからスタンドプレイが目立つわけで、だからその度ジョーがフォローするのである。ご苦労さん。ケンといえばタンカ−に密かに潜入すべきところ、堂々と真正面から行って「しまった!気付かれた」って、そりゃ誰だって気付くだろー(^ ^;;;)というシーシがあった。やっぱり変な話である。それほど込み入った話でもないのに流れがひじょうに悪いのも観ててスッキリしない。

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第18話「G1号華麗なる激突!」 評価=★★★(^_^)

 幾つもの国連軍の秘密武器庫がギャラクターに壊滅させられた。功績を上げたギャラクター特殊戦闘機隊のリーダー、ハインリッヒは「チシリアの鷹」と呼ばれギャラクターの英雄となる。だが科学忍者隊と戦おうとするハインリッヒにメカンドルは、目的はあくまで武器庫の破壊であるとして、退却を命じる。エゴボスラーはハインリッヒに勲章を与えギャラクターの志気を煽る。ハインリッヒは再々ガッチャマンとの勝負を申し入れるがエゴボスラーには聞き入れられなかった。
 鴨技師長とケンは、これまでのデータを解析し次の奇襲地を予測、国連軍と協力してギャラクターを待ち伏せる。そこへ予測通りメカンドル率いる鉄銃とハイシリッヒが現れる。罠であることを知ったメカンドルは科学忍者隊を攻撃するよう命じ、遂にケン(G1号機)とハインリッヒは一対一の勝負をする。何故ギャラクターに入ったのか問うケンに、ハインリッヒは母国の貧しさを話し、チシリア人を笑った世界中の人間を見返してやるのだと言う。
 他の四人はGメカで鉄獣を地雷源に誘き奇せ、地雷を爆破させて倒す。ハインリッヒは必殺技「回転竜巻落とし」でG1号機を追いつめミサイルでとどめを刺す。ハインリッヒが勝ったかに見えた。だがケンは体勢を立て直しハインリッヒにミサイルを放つ。炎上する戦闘機。エゴボスラーは墜落したハインリッヒの死体を戦闘機もろとも処分させる。

●コメント●
 「死んだ者に勲章などいらん」と一度あげた物をわざわざ外して持って帰るエゴボスラー。
非情さを描きたかったんだろうが、これでは只のけちんぼである。それもたかが勲章一個の原材料費と加工費が惜しかったというセコさである。台詞の後そのまま焼き払う方が良かったろうに、余計な事をやらせたものだ。全体の話の流れとしては#17とは対照的にスムーズで悪くないのだが…。
 ハインリッヒは実力で負けたというか、勝ったと思い油断して負けたわけで、うーん、それも実力のうちか。ところでケンの流血は嬉しいが
「回転たつまきおとし」いったい誰が考えたんだ、あんな恥ずかしいネーミシグ(^ ^;;;)。技自体もなんか無茶苦茶だったが。
 コラ、止め画でごまかすんじゃない! コストダウン策か?
 出たぞ
わがままケン。そうそうケンはこーでなくちゃ! いいよなーこんな人でもみんなついて来てくれて。しかーし、何と今回ケンは自分のわがままぶりを自覚しているではないか! これはもしかして大進歩か?

●乙女の妄想(^ ^;)●
 
「ジョー」「何だケン」云々のところの台詞回しが、何かと〜〜っても良い。ジョーがこれだからもう、ケンがいくらエラソーな事言ったって、ジョーにはかなうわけないのだった。G1号機がやられた時の反応の早いコト。だからとにかく鉄獣を早いとこなんとかしてケン(に注意を払うこと)に専念したかったのね。もいいよ好きにして

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第19話「超物質に手を出すな!」 評価=★★★★★\(^o^)/(*^ ^*)

 ヘルバレー峡谷を鉄獣が通過するとの情報をキャッチした科学忍者隊は出動。ギャラクターは情報通り現れる。戦いの最中、どこからかブーメランが投げられ、それはガッチャマンフェンサーを弾き飛ばし、鉄獣の牙を折るほどの威力があった。その時南部から帰還命令が出る。南部の説明によると、今回の情報はゴードンという男が超物質「ネオフライト」の威力をISOとギャラクターに見せる為に仕組んだことで、ゴードンはネオフライトを高い値を付けた方に売るという。そしてケンとケンペラー双方一人で交渉に来るよう指示してきた。ヘルバレー峡谷で会う三人。だがメカンドルが鉄獣で現れ、万一に備え待機していたジョー達と戦闘になる。交渉の邪魔をされたゴードンはこれ以上手出ししないよう言い2人と洞窟に入っていく。内部は研究室になっていて、ゴードンは取り引きを続けるが、ケンは一銭も出す気はないことを告げ、こんな事はやめるよう説得する。ケンペラーは5億で買うと言うがゴードンは値を上げるよう要求。三人の話は双方で盗聴しており、業を煮やしたメカンドルは力尽くでネオフライトを奪おうと再び鉄獣を出撃させる。
 ケンペラーは買う気の無いケンを追い出せと言うが、ゴードンはケンペラーと一対一だと物騒だと断る。そこヘゴードンの息子トミーがやって来て恐ろしいことはやめてと頼むがゴードンは聞き入れない。そしてケンペラーに50億で買うよう言い怒ったケンはゴードンを殴ろうとする。それを見たトミーは騒ぎの元となったネオフライトを捨ててくると言い走りだす。トミーを追うメカンドルとジョー達。ジョーはケンとゴードンを洞窟から救出する。
 トミーは砲弾に加工してあるネオフライトで追ってきた鉄獣を撃つが当たらない。ジョーはトミーの持っていたネオフライトで鉄獣を狙撃し破壊。残っていたネオフライトは全て爆発して無くなってしまう。ゴードンはようやくお金より大切なものに気づく。

●コメント●
 なんといってもゴードン、ケン、ケンペラー三人の思惑の絡み合いに尽きる。心理描写が説明っぽくならず、上手い所会話で表現されているし、テンポもいい。無駄のない構成もいい。話のアイディアとしても面白い。トミーの扱いがどーのと、いろいろ言い出せばきりはないが、
文句無く傑作だと思う。
 取り引き額○○億とか言って誤魔化してたが、単位は一体何だったのだろうか。やはり「円」なのたろうか。ドルだと面白くないし、とても気になる。個人的には何となく「円」希望なのだがゴードンは日本人じゃないし、それは望み薄か。
 
「あなたの用心棒になる気はない」というケンの台詞、森さんの言い方のせいか、なんかすごく印象的で気に入ってしまった。
 メカンドルが鉄獣でゴードンを脅しジョー達がGメカで現れた時、ケンも驚いていた。ジョー達が来てたことを知らなかったわけだ。大方ケンが出た後ジョーが「よし、みんな行くぞ」とか言って行動したのだろう。いつもの事とはいえ、流石ジョー、
サブリーダーの鏡だ! 今回もオイシイ役は全てジョーだった。

●乙女の妄想(^ ^;)●
 「
俺はケンを助けに行く!」この判断の早かったこと。しかも当然の事のように言い切ったけど、この時リュウやられてるのに、もしかして気付いてない! まケンが心配でそれどころじゃないか。気持ちはわかるけどね。その上トミーが必死で走る胸の痛くなるようなシーンでは、それに負けないくらい盛り上がっているお2人。だって「僕は知ってるんだ、父さんがどこに隠したか!」も「ケン!」「ジョー!」も同じBGMなんですもん。でも今回の2人の盛り上がりは尋常ではなかった。もしかしてスタッフは狙ってたのか!? もっとも何も考えずこんなもん作ったとしたら、そっちの方が恐いけど。

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第20話「出現!トリプル鉄獣の恐怖」 評価=★★★★(^o^)

 総裁Zの弱点を研究しているISOのスペンサー博士からZのデータが欲しいとの申し入れがあった。通信だとギャラクタ−に傍受されるため南部は係員に運ばせるつもりだったが、ケンは一刻も早くZの弱点を知りたいからと科学忍者隊で運ぶ事にする。
 ガッチャスパルタンはスペンサー博士のいるホギー島へ向かう。博士は宇宙から送信される宇宙パルスAQ3がZの弱点と関係あると見ていた。
 総裁Zは宇宙パルスの乱れから妨害電波の発信源をエゴボスラーに突き止めさせ、それがホギー島である事を察知。鉄獣を送り込んだ。博士は島がギャラクターに攻撃されることを承知で妨害電波を発信したのだ。妻と子供をギャラクターに殺された博士は復讐することだけを考えていた。
 ケン達はガッチャスパルタンで鉄獣を迎え撃つが三体に分離する鉄獣の予測できない攻撃にあい大破する。鉄獣はそれに乗じて研究所を破壊するため島全体を攻撃、島民の生活も壊滅させられた。夜になるとギャラクターはレーダーで島を監視しながら兵を上陸させた。ケン達はガッチャスパルタンの修理を試みるが、被損が大きく飛ぶこと難しかった。そこへスペンサー博士がZのデータを持ってやって来る。島の人々も集まり、長老は島民を避難させてくれと頼む。だが博士はZのデータを運び出すのが先だと言う。データだけならガッチャスパルタンで海から運び出せるかも知れない。しかし島民全員を避難させるのは不可能だった。ケンは悩んだ未、鴨技師長に指示をもらいガッチャスパルタンを飛べる状態にするようリュウに言う。リュウが基地に連絡した電波は、予想通りギャラクターにキャッチされ鉄獣が襲ってくる。ケンはまだ修理が不完全ながらG1号機で戦い鉄獣を倒す。
 だが島民の多くは戦いの犠牲となり、データは全て焼けてしまった。もはやZのデータは博士の頭の中にしかない。ケンは重傷の博士を病院に運ぶ。

●コメント●
 スピーディな場面展開と無駄の無い台詞で
密度の濃い話を書く関口脚本である。しかし今回救いの無い話で、ジョーの言う通り何の為の戦いだったんだ、である。まぁ戦いの中ではそういう事だってあるのだ。因にこの話は実話を元に作られたそう。
 ところで話の展開上とはいえ、
ガッチャスパルタン弱すぎるぞ、だいたいその後G1号機だけで倒せたんじゃないか、どーゆーコトだ! あそうかガッチャスパルタンよりケン(ガッチャマンフェンサー)の方がヒーローな訳だ。…と納得してはイカンと思うが…(^ ^;)。だから止め画でごまかすんじゃない! というか、止め画までバンク使うんじゃないっつーの。
 エゴボスラーは今回からZに敬語だけど「そのうち尻尾を掴んでアゴでこき使ってやる」って台詞がすごーく可笑しくて(^ ^;)。アゴでってねぇ…。
 ケンは
理論よりカン(と経験)で戦うタイプだということが証明された。つまりジョーのフォローがあってこそリーダー業が十二分にこなせるわけである。見よ、今回のジョーのフォローぶりを! ついでに言うと、ケンのカンはほぼ、間違いなく、正しい。何故なら主役だからだ。そういえばケンはスペンサー博士のやった事に「無茶です」なーんて言ってたが人のことが言えるのか。
 博士の研究所でのリュウとジンペイの会話がかわいくていい。南部の所でもこういう延び延びした会話をもっと5人でやって欲しいな−。そしてリュウは有能な人だったんだ(失礼)。だからもっと出番をあげてね。

●乙女の妄想(^ ^;)●
 「長官、ケンの、いや俺達のわがままを聞いて下さい」byジョー、と来たもんだ。もう、
何じゃそりゃ〜〜〜〜!である。つまりこうだ。ケンが単独で危険な目に会いそうな事は絶対反対で、自分も一緒に行く時は何でもわがままを聞いてあげちゃうと。だから甘やかし過ぎでしょーが。

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