ガッチャマンF エピソードガイド3
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第11話「サタン特急Zプレス」 評価=★★★★(^o^)

 サタンフォーへンからバグラルタルに向けZプレスと呼ばれるギャラクターの列車が重要な資材を積み出発した。情報を受けた科学忍者隊はZプレスを爆破するため出動。だがZプレスには人質が乗っていて攻撃は不可能だった。ケンとジュンが人質を助ける間に、他の三人は先回りして鉄橋に爆弾を仕掛ける事にする。
 ケン達は列車に乗り込むが、先に人質に紛れて潜入していた国連軍の工作員アニタは列車を爆破する為五分後に時眼爆弾をセットしていた。任務遂行の為には人質はもとより自分の命を犠牲にしても仕方ないと言うアニタとケン達は言い争いになるが、アニタは爆弾は渡せないと言う。その言葉に逆上した人質の一人が発砲しアニタは負傷。そのはずみで爆弾はジュンの手に渡り無事解除される。だがZプレスの後方から別の工作員が仕掛けた爆弾列車が現れZプレスに迫る。アニタは自ら爆弾列車を狙撃しこれを止める。
 ジョー、ジンペイばギャラクターの攻撃に苦戦しながらも起爆装置を橋に取り付けZプレスを爆被。ケンはGフェンサーでギャラクターの戦闘機群を全滅させる。しかし実は、Zプレスはガッチャマンをおびき寄せる囮で、その間メカンドルは作戦通りアグリカに上陸していた。

●コメント●
 これも#8と同じ脚本家のせいか
映画のような話でなかなか楽しめる。また#8同様ラストにイカす(笑)オチがあるけどこれも脚本家の仕業なのかな。「工作員かなんか知らねーが俺達にとっちゃギャラクターと同じだ」という人質の台詞はヘビーだ。けどラストはアニタを殺さなかったので工作員の非情さはやや薄らいで救いがある。子供向けを意識したのか。そういえば#38と違ってガッチャスパルタンはとりあえず活躍する。しかし、いかにも出る必要ないけどスポンサーがうるさいからしょ〜〜〜がなく出した、っていう出方で、これももしかすると脚本では出てなかったりして。
 画的には、ガツチャスパルタンにやられ墜落したギャラクターの戦闘機が線路に残っていた列車に激突し双方炎上。などという文字にするとちっとも面白くないが、
画面では結構面白いシーンがあった。ケンが戦闘機のコクピットをガッチャマンフェンサーでぶった切るのもかっこ良かった。鉄獣ぶった切るよりこっちのほうが断然いい! やっぱ戦闘機だと何機も壊せるしスピード感あるからいいのだ。

●乙女の妄想(^ ^;)●
 ケンとジュンに「
二人じゃ危ねえ、俺も行くぜ」 ジョー一体何が危ないの? ケンの命? それともケンの○○○? じゃなくて〜えーと(^ ^;;;) 普通に考えても「ジュンの代わりに俺」じゃなく二人じゃ危ないってのは要するに、ケンが頼りないということで、ケンは「守るべき」対象として意識してる訳で、だーから本編でそんな事言っちゃ私達妄想できないじゃないよー(^ ^;)
 そして二人で大丈夫だというケンに向かって「わかった、ケン命を無駄にするなよ」でダメ押し。ま、ケンの行動をいつも見てると、ジョーでなくてもこうやって釘を刺したくなるというものだ。

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第12話「マントル基地破壊指令」 評価=★(T_T)

 ギャラクターの大戦隊はレーダー電波吸収装置を使い、国連軍のレーダーに察知されることなくアグリカ大陸に上陸。製鉄工場やマントルエネルギー基地を制圧した。
 ISOで国際会議中の南部の元ヘ、鴨技師長よりようやくギャラクターのデータカセットの解析が出来たことが伝えられた。それによりギャラクターの狙いがアグリカのマントル基地だと判明。ケンたちは直ちに出動する。しかし既に遅く、総裁Zはマントルエネルギーを体内に取り込み、更に製鉄工場の資源を利用し鉄獣を作り始めていた。鉄を運ぶコンベアーでZの内部に侵入した五人は、そこで作られていた鉄獣を倒し、ケンはガッチャマンフェンサーでマントルエネルギー炉を破壊。竜巻ファイターで脱出する。内部で爆発を起こしたZは大きなダメージを受けた。

●コメント●
 
つまらん。おそらく子供も面白くないと思う。一体スタッフは何が楽しくてこんな話を作ったんだろう。まったくナゾである。この内容だと五分で描けるはずなので、ちゃんとストーリーのある話の中に組み込めばいいものを、である。
 さて、これまでに何度かマントルエネルギーってのが出てきたけど、一体何なのか説明が全く無いので
さっぱり解からん。某旧作では地底の熱を利用した無公害エネルギーだったと思うが、Z内でも作られるみたいなので、それとは違う物なのだろう。頼むからちょっとだけ説明してくれ。それから竜巻ファイターってのも良くわからん。今回Zの内部から脱出するのに、これでZの体(というかメカ)をぶち破って出てきたけど、こんな力技がZに通用するのも凄いが、竜巻にこれほどの破壊力があるということも凄い。
 まあ見どころをあえて探すなら湖川さんの凛々しいケンのアップだろうか。ただし
南部のアオリは恐い(^o^;)。後は…エゴボスラーとケンペラーがポーカーをやっていた…それだけ。

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第13話「激烈!?アグリカ作戦」 評価=★★★(^_^)

 遂にアグリカ北部の三カ所のマントル基地がギャラクターの手中に落ち、アグリカはギャラクターの一大拠点となろうとしていた。国連軍はアグリカのギャラクターを一掃すべく原子力戦艦の大艦隊を組織しアグリカヘ向かった。南部は科学忍者隊にエゴボスラーのいる作戦本部を叩くよう指示。ギャラクターの命令系統を麻痺させ国連軍を有利に導くためである。具体的な作戦は全てケンに一任された。
 国連軍の艦隊はギャラクターの最前線部隊に攻撃をかけるが、海底に潜んでいたメカンドルの不意討ちを受け壊滅状態になる。ガッチャスパルタンもケンペラーの指揮する鉄獣部隊との戦いで大破。喜ぶケンペラーだが、それはケンの作戦でガッチャスパルタンはリモコン操縦されたものだった。ジョーとリュウはギャラクター隊員に変装し輸送トレーラ−で本部へ潜入。他の三人も現地民に紛れて潜入する。だがジョー達の使った暗号カードの偽造がバレどちらもギャラクターに襲われる。ケン達はそれを躱し本部へ突入。ケンはエゴボスラーを追い詰めるがエゴボスラーは鉄獣を出撃させ逃れる。ジョー達も合流し輸送トレーラーに隠しておいた各メカでガッチャスパルタンに合体、ガッチャマンフェンサーで鉄獣を倒す。本部を失ったエゴボスラーはアグリカから撤退した。

●コメント●
 これはミリタリー色の強い話で国連とギャラクターがドンパチやってるだけの面白くもなさそうな話の様だが、
実は!とても面白い話なのだった。見どころはズバリ、ジョーとリュウ。ISOが作った偽造カードを使って敵本部に潜入するなんて何となくスパイアクションテイストでかっこいい。その上カードが裏返しだった。な−んてひと捻りつきで、ますます「何となく」でいい。この「何となく○○テイスト」というのはマンガ映面においてとっても大切なのだ。その上、同じカードの車が続けて検問を通ってバレた。なんて軽さも見事にマンガ映画らしい。実にあっぱれな出来である。
 今回ケンのおマヌケぶりは見られない。それどころか冒頭からリーダーしている。しかしジョーはいつも以上にサブリーダーしている。どちらにせよ
スタンドプレイ型リーダーとそれをフォローするサブリーダ−という図には変わりないのだ。今回みたいなのはある意味理想の形なのかも知れない。それにしても南部長官、それはないだろー、である。ジンペイがぼやきたくなる気持ちもわかると言うものだ。
 せっかく鉄獣がいっぱい出て来るのに、ズラっと並んでミサイル攻撃ってのは、ちょーっとそれはないんじゃないか!? だったら戦車でいーじゃんと思う。せめて武器(得意技?)を披露する場ぐらい与えてあげて欲しかった。ケンは今回も鉄獣に向けてガッチャマンフェンサー投げをひろーしてくれた。今回はフェンサーの回転がやけにスローだったが、効力は鉄獣をぶった切るくらいあったようだ。Gメカがガッチャスパルタンに合体する時のBGM、OPのアレンジだが、この曲は個人的にとっても気に入っている。

●乙女の妄想(^ ^;)●
 
「ケン!」「ジョー!」…あーもういいよ、好きにやって。もうこればっかりなんだもん。他にもいろいろ言ってたけど、いちいちノロケを書く気になれないわ。

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第14話「炎上!エゴボスラー宮殿」 評価=★★★★★\(^o^)/

 アグリカ進攻に失敗した(#13)エゴボスラーはサタンフォーヘンの宮殿に戻っていた。国連軍の諜報員バッカス大佐の情報で宮殿に緊急用自爆装置がある事を知った科学忍者隊はその装置を使い宮殿を爆破する作戦を立てる。
 エゴボスラーは作戦の失敗を総裁Zに非難され憤慨していた。そこへ訪れたケンペラ−は、かねてより準備していた作戦が成功しそうだと言う。
 ケンはサタンフォーヘンへ一人で潜入するが、ケンを心配したジョーはリュウを留守番させジュン、ジンペイと別ルートで潜入。そのころケンはバッカス大佐と接触していた。ケンと大佐はトラックで宮殿に向かう。サタンフォーヘンにはギャラクターとその家族が生活していた。ケンはトラックの前に飛び出した幼い子供を助け、ギャラクター隊員である父親に感謝されてしまう。そんな中、大佐は機会を見てはケンを殺そうとするがことごとく失敗。彼はギャラクターの二重スパイだった。業を煮やしたケンペラーは二人の乗るトラックを襲撃、トラックは川へ転落。とどめを刺そうとしたケンペラーだがジョー達に車ごと川に落とされる。
 ケンに助けられたバッカス大佐は自分が二重スパイであった事を告白する。リュウはガッチャスパルタンで宮殿の城壁を破り、他の四人と大佐はそこから宮殿内に侵入、エゴボスラーハ鉄獣を出撃させる。ケンは大佐の手引きで自爆装置を作動させるが大佐はエゴボスラーに射殺される。宮殿は鉄獣もろとも爆発する。しかしエゴボスラーも街の住人も何処かへ移動したのか誰一人残ってはいなかった。

●コメント●
 ケンファンとして言わせてもらうが、これは
名作だ。ケンの扱いにますます磨きがかかっってきたジョー。#13と#14を見る眼り、サブリーダーはリーダーの有能なところは引き立て、不足したところは補い、とまさに完璧なフォローである。
 
五人の会話がテンポがよくすご〜〜く面白いのであった(ケンが作戦を任されるとこからリュウの「なーんちゃって」まで)。バッカス大佐がわざとらしくケンを狙うのも、ケンがわざとらしくそれを躱すのもサイコーに楽しい。要するに分かり易く表現しているので、わざとらしいって事になる訳だが、これも「マンガ映画的描写」な訳で、今回も「何となくスパイアクションテイスト」である。ケンのコスプレもかわいい。実はすごく似合っていると思う。可愛すぎ。
 ケンペラーってばバッカス大佐が一回失敗した位でケンを狙い撃ちさせるとは、今までの苦労は何だったんだ!? ところで
ケンの正体バレてるんだが、以降、素顔のケンを暗殺するとかいう計画が立てられなかった所をみると、ケンペラーは川に落っこったショックで今回のことをすっかり忘れてしまったようだ。
 ここではギャラクターにも子供があり家族があるという、ほんとはとても重い一面が描かれた訳だが、子供を助けた時ケンが言った台詞も、大佐が最期に言った台詞も、ケンが南部に報告した台詞も、どれも言った者の気持ちをすごく良く表していて、#14が名作だという所以の一つである。今回脚本のせいか演出のせいか
台詞が上手い。Zとエゴボスラーの駆け引きの会話も厚みが出てて良い。ま勝負はついてるケドね。完璧なようでツメの甘いエゴボスラーは、だがそこが悪役でも魅力的なのである。ケン達はエゴボスラーを「逮捕」すると言ってるが科学忍者隊ってそんな権限があるのだろうか?

●乙女の妄想(^ ^;)●
 
「ケン」「ジョーお前か」はいはい(^ ^;;)。いーけど、ケンのコスチュームちょっと胸開き過ぎじゃなーい? バッカスが危ないおじさんだったらどうするのよ。いや既に危ないおじさんだったかも知れない。う〜〜ん。イロイロと想像してしまうわ。

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第15話「地獄で燃える野望」 評価=★★(-_-)

 エゴボスラー宮殿とサタンフォーヘンの街は崩壊した。エゴボスラーは数名の部下と共にかろうじて宮殿の地下へ身を潜めていた。総裁Zはエゴボスラーとの協力関係を破棄、自分の配下になることを強要する。エゴボスラーも自らの目的とファミリーのためとりあえずそれを承知。Zは宮殿の地下に地底列車を用意しファミリーを安全な場所へ移してやろうという。その間エゴボスラーは宮殿に残り科学忍者隊を迎え撃つ。
 ガッチャスパルタンから鉄獣の指令室を見たケンは少年が操縦しているのに気付く。少年はギャラクターの少年航空隊員でポールといい、エゴボスラーを信じて何か役立ちたいと申し出、この場にいるのだった。だが鉄獣はガッチャマンフェンサーにより倒される。ポールはエゴボスラーを庇いケンに銃を向けるが、ケンはポールを説得。その言葉に混乱するポール。隙をみてエゴボスラーは地下に逃げる。ケンはどちらが正しいか自分の目で見極めろと少年に言う。その頃エゴボスラー達の乗った地底列車は目的地に到着していた。そこは全てがサタンフォーヘンそっくりの地底都市ギャラタウンだった。

●コメント●
 いわゆる総集編というか、まぁつまり、どういう理由かは知らないが、
今までのフィルムを繋いだだけの話である。ほとんどこれまでの回想。及び過去の作品の回想シーンなので、特筆すべき事は何もない。戦闘シーシもほとんどバンクである。
 鉄獣の操縦を未経験の少年にやらせてあっさりやられるとは、
やる気があるのかスタッフ…じゃなくてエゴボスラー! この少年も何のために出てきたんだか…まぁ何でもいいや。けど#14のギャラクター同様今回もギャラクターの中の人間的な部分が描かれている。「伯爵閣下は長い間虐げられてきたファミリーに富と権力を与えてくれた大恩人なんだぞ」と話す少年の言葉は重い。事実はどうであれ少年の心は純枠である。

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