ガッチャマンF エピソードガイド2
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第6話「燃えろ!Gフェンサー」 評価=★★★(^_^)(*^ ^*)

 ケンは全世界に拡大するギャラクターの勢力に対し、国連軍の反撃を期待するしか手がない現状に苛立っていた。総裁Zとエゴボスラーを倒すしかないと考えたケンは、反対する他の四人を説得し、嵐の中ガッチャスパルタンでギャラクターの本拠地であるサタンフォーへンヘ向け出撃する。迎え撃つギャラクター戦闘機を突破しサタンフォーヘンを目前にした時、突如総裁Zと鉄獣が出現。ケンはガッチャマンフェンサーで鉄獣を倒すが、爆発まぎわ鉄獣から発射された一発のミサイルがガッチャスパルタンを直撃。エンジシをやられたガッチャスパルタンはサタンフォーヘンの城壁に激突。待ち受けていたギャラクター隊員、レスラーコマンド、アイアンコマンドが一気に襲いかかる。竜巻ファイターでこれを吹き飛ばすケン達。その時場内からエゴボスラーが現れる。ケンはエゴボスラーの仮面をガッチャマンフェンサーで叩き割るがエゴボスラーは替玉ロボットだった。そのロボットが爆発しケンは目を負傷する。ケンば尚も戦い続けようとするが、ジョーはこれ以上戦えないと判断、抵抗するケンを無理矢理ガッチャスパルタンに乗せ退却する。自分を止めた事を非難するケンにジョーは無駄死にして欲しくなかったと言う。

●コメント●
 要するにケンが
カッとなって敵に突っ込み相手にコケにされるという、ただそれだけの話である。ホントにそれだけである。だけど良いのだ。これは趣味の問題かも知れないけどこの手の話は私は好きなのだ。だから良いのだ(何だ、この腐ったコメントは)。とにかく何も考えずイケイケである。そこもFのいいところだろうがメカはもうちょっと丁寧に扱って欲しい。メカがかわいそうだ。
 なんとケンがデルタパワーアップして戦っている時、ガッチャマンフェンサーを敵に投げると回転しながら鉄獣の触角を破壊、そのまま回転を続けブーメランのように戻って来る、という技を被露した。何だったんだろうか…。そういえば
竜巻ファイター初使用だった。これってどういう技なの? なんで竜巻にあれほどの破壊力があるのか知らないが、とにかく凄い。けど技自体地味なので破壊力の割にインパクトは弱い。コマンドとの戦いはかっこよかったけど短かった、残念。
 今回ケンの
台詞がすごくいいのだ。おそらく、というか絶対、脚本でも演出でもなく森さんの力だと思うが「俺達が総裁Zとエゴボスラーを…云々」のくだりとか、あの辺がすごく迫るものがあっていい。悲壮感さえ漂っている。エゴボスラーが替玉と判ったときの怒りはエゴボスラーが卑怯な事をしたのでブチ切れたというより、これで戦いが終わると思ったハズが振り出しに戻っちゃったんでブチ切れちゃったと、そんなところだろう。けどこの手の話は普通最終回近くのクライマックスで入れないか? これから最終決戦になだれこみーって感じで。#6でやってしまうFは、どういうつもりだったんだろうか、ナゾである。

●乙女の妄想(^ ^;)●
 「しょうがねぇ一度言い出したら聞かねえ男だ」ケンの
わがままに思いっ切り甘いジョー。とにかくケンの事が心配で心配で仕方がないのが全編に溢れていて、いちいちノロケを挙げてたらきりがない。ちゃんと台詞で言っちゃってるもの、私達の妄想の余地ないじゃない。ラストシーン、ガッチャマンフェンサーを手渡すジョーの仕草と台詞がすごーくいい。ジョーって優しいのね。考えてみるとジョーが必死で止めてくれたおかげでケンは命拾いしたわけだ。ジョーも苦労するわね。

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第7話「巨大鉄獣を奪え」 評価=★★★★★\(^o^)/

 街の資源である鉄を手に入れるためテツアン市にギャラクターの鉄獣が現れる。エゴボスラーは抵抗すれば街を破壊する従えば攻撃しないと言う。市長は鉄獣を攻撃しようとする国防軍を制し何の抵抗もしない事を約束する。製鉄工場を無傷で手に入れ鉄を精製するギャラクター。市長の息子トニーはそんな父を弱虫となじるが、市長が自宅に隠しておいた無線機で密かにガッチャマンに助けを求めようとしていた事を知る。無線を受けたケンは市長の頼みを断る。それはギャラクターに傍受されている事を考えてのカモフラージュで五人はすぐに出動する。事情を知らないトニーはガッチャマンに失望し一人ギャラクターのいるホテルヘ潜入、パチンコでエゴボスラーを狙うが見つかって捕まりそうになる。だが潜入していたケンに助けられる。ケンは無茶な事はせずじっとしているように言い残して去るが、トニーは再びホテルヘ行く。そこには無線の事がバレ殺されようとしている市長がおり、トニーも捕まってしまう。だがジュンとジンペイに助けられる。エゴボスラーは鉄獣を出動させようとするが、鉄獣は既にケン、ジョー、リュウが乗っ取っていた。ケンば鉄獣を操縦している隊負に総裁Zとの交信を聞かせ鉄獣でZの体内に侵入する事に成功。中からZを倒そうとするが失敗に終る。
 トニーは父からガッチャマンばわざと協力を断ったのだと聞かされ、ホテルで助けてくれたケンの姿と言葉を思い出すのだった。

●コメント●
 これはもの
すごくレベルの高い作品である。とにかくとてもFとは思えないって言い方もどうかと思うがスバラシイ。画もわりとキレイだし動きもいい。画でちゃんと芝居ができている。ジュン、ジンペイのアクショシもいい。何より観たあととてもいい気分になれるところがいいのだ。驚くべきことにケンがものすっっごく頼れるヒーローしている。いつものケンとはまるで別人の様である。それはつまりジョーの出番がないということでもあるが。「戦う時に戦ってこそ本当の勇気だ」だって。ひえ〜〜っ、あんた誰よ? あの#6の次がこれだから侮れないF!
 「…あのお兄ちゃんがガッチャマンだっ!」きゃーっ、
かっこい〜〜っ(*^o^*) ラストナレーションもいい、良過ぎ
 ちょっと私の絶賛が軽くて信用できないかも知れないが、
マジで感動する話なのでぜひ観てほしい。

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第8話「決死のならず者戦隊」 評価=★★★★★\(^o^)/

 ゲルトランド国の刑務所が火事になり多くの囚人が脱走した。
 ISOはギャラクターの作戦本部データバンク要塞がゲルトランドにあり、その中に次の作戦のデータがあるという情報を入手。科学忍者隊はデータを手に入れるべくゲルトランドに向かう。
 要塞の周辺は監視レーダーのためメカは使えない。ケンとジヨーが地上から要塞に接近、他の三人は待機する。ケン達は要塞の近くをうろついている三人の男達を見つける。男達は脱走した囚人で国境を超えて逃げるため要塞の方へ向かっていた。ケン達は後を追い案の定ギャラクターに捕まっていた男達を助ける。結局男達(サム、ロッキー、ニック)はケンとジョーの任務に同行することになる。
 サム達のスリや金庫破りの腕が役立った事もありケン達は要塞への侵入に成功。作戦データを手に入れる。ケンペラーはデータを奪回しようと攻撃、ニックはサムをかばい命を落とす。偶然近くに積んであった弾頭をサムが投げ、要塞の中で爆発。連鎖反応で要塞は破壊され、エゴボスラー達は退散する。
 データカセットを持っていたロッキーはそれをISOに売りつけると言い残し去っていく。あわてて後を追おうとしたジョーにサムは本物のデータカセットをロッキーからスリ取っておいたと言って渡し、お礼に自分を隣の国まで連れていってくれと頼む。

●コメント●
 鉄獣もGスパルタンも出ないし
子供は面白くないかも知れない。しかしファンとしては大変楽しめる一本である。まるで映画のようなストーリーがテンポよく展開、人を喰ったキャラクターも台詞も凄くいい。忍者隊側はケンとジョーだけしか出番がないが、話がハードボイルド調なのでそうせざるを得ないだろう。だからケンのおマヌケぶりは披露されないが、それでもジョーはいっぱい活躍する。
 ケンやジョーはこういう仕事(基地へ潜入しデータを奪うとかの忍者らしい仕事)は一般人の手を借りなくても難なくやれるハズだが、それじゃお話にならないのでいい事にしよう。などと思ったのだが、考えてみるとケン達がそういう仕事のプロだというのば某旧作のイメージがあったためかも知れない。Fでは『科学忍者隊=特殊戦闘チーム』である。正体もバレているし護衛や救助の任務も多い。だから今回の設定もそれほど不自然ではないのだろう。
 「なんだか知らんがあのチンドンヤみてーな服からするとギャラクターじゃなさそうだ」 滝口さんさすがベテラン名演技。ラスト、サムがデータをスリ取っておいたことを知ったジョーの「じーさんやるじゃねえか」の口調がすごーく
かわいくて素敵。やっぱりこれは名作だ。
 ところで
またもケンが物凄い技(?)をやった。ジャンプした状態のままマントで風を起こし辺りの砂を吹き飛ばして、埋まっていた地雷を表出させるというものだ。な、何だったんだろう、あれは。他の回ならともかく今回のようなシリアスな話の時にやったので、よけいキョーレツだった。やはり侮れないF!

●乙女の妄想(^ ^;)●
 「俺のお株を取られた」ケンの前でイイカッコできず
くやしいジョーの台詞。囚人を放っとけないケンは甘い。そんなケンを放っとけないジョーも甘い。ただしこっちはケンにだけね。「伏せろ、ケン」とか言って、ほとんどボディガード状態。ケンってばそれでいいの?(いいのよ)

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第9話「消滅光線砲の恐怖」 評価=★★(-_-)

 ドール博士の娘カレンはギャラクターの研究室を脱走、国防軍に保護される。カレンの情報でギャラクターで物質消滅砲が完成したことを知ったケン達はそれを破壊するため出動。まず国防軍のキャンプにいるカレンに会う。カレンによると、ドール博士は一年前自分の理論が学会で否定されたため、エゴボスラーの誘いに乗りギャラクターで物質消滅砲を作っている。とのことで、カレンは自分が父を説得すると言う。ケン達はカレンを道案内にドール博士の研究室がある基地へ向かった。
 その頃物質消滅砲は完成し、威力を試す為ISOのマントルエネルギー工場を破壊消滅させた。ケンたちは基地へ潜入。カレンは父を説得するが聞き入れてもらえず、科学忍者隊とギャラクターが戦っている隙に、消滅砲が爆破するよう機械を作動させる。その爆発に巻き込まれ命を落とすカレン。エゴボスラーは鉄獣を出撃させケン達もガッチャスパルタンで応戦。鉄獣はガッチャマンフェンサーで倒される。ドール博士は死んで償おうとするが、ケンは生きて平和のために尽すのがカレンの死に報いる事だと言う

●コメント●
 う−ん、あまり
内容のない話。この物質消滅砲ってのがまた荒唐無稽な設定で凄い。理屈もヘッタクレもあったもんじゃない。地底を通って地球の裏側の物も破壊できるんですって、いいけど。確かにありがちな話ではあるけど、見せ方がなんか…脚本が下手なのか、演出が下手なのか…なんかパッとしない。あ、も一つ凄いのが、ケンがガッチャマンフェンサーで戦ってる時、なんと燃えながら(つまり炎に包まれながら)戦ってたんだけど、あの演出何だったんだ。迫力出したかったのか? だとしたらちっともカッコ良くなかったので手間かけた分ソンだったね。あ、でもガッチャマンフェンサーの柄をブーメランみたいに使用するところはカッコ良かったけど。他に面白い設定として、ギャラクターが物質消滅砲の実験でマントル基地を爆破する時、本部で実験の結果を見るのに円盤を飛ばし中継したおかげで、その映像をISOがキャッチしケン達がその威力をビジュアル的に知ることが出来た。ってのがあって、何となく気に入っている。
 カレンは黒髪のロングヘアーの名前の通り可憐な美少女。声は「古代くんが死んじゃう!」でお馴染みの
麻上さん。内に秘めた強さみたいなものは表現されてたと思うが、個人的にはもっとシャキっとしたというか、キュートな感じの子にして欲しかった。

●乙女の妄想(^ ^;)●
 カレンが(ケンに)
アップで迫ってもポーカーフェイスのジョー。だがカレンが(ケンの)手を握ったので、負けじと(ケンの)肩を抱いた…じゃなくて、手を置いたりして、もータイヘン。でもケンはカレンにチョットよろめいていた(本当)。きっとあとで一悶着あったに違いない。

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第10話「危うし!ガッチャマン基地」 評価=★★(-_-)

 エゴボスラーは科学忍者隊に奪われたデータ(#8)をISOから奪い返すために、謀略の専門家ウィッテンドルフに仕事を依頼する。
 ガッチャマン基地では鴨技師長がギャラクターから奪ったデータの解析を行っていたが思うように捗らず、ケン達もその事が気になって何も手に付かない。ジンペイは「明日は何の日」かを皆に聞くが、そんな状況なので誰も相手にしてくれない。そんな折、データ解析の為南部自らガッチャマン基地へ赴くと連絡が入る。ISOを盗聴して、その事を知ったウィッテンドルフは基地へ向かう南部を狙い、南部の眼鏡に誰にも気づかれることなく特殊な針を打ち込む。
 南部は何も知らずガッチャマン基地に到着。ジンペイに誕生日のプレゼントを持ってくる。ジンペイが言ってたのは誕生日の事だった。その夜基地内のあちこちから原因不明の爆発が起こる。ケン達は、何者かに操られ破壊工作を行う南部を発見するがどうすることも出来ない。ケンに銃を向ける南部。だがその時ジンペイが銃を取り南部の眼鏡を撃ち落とす。南部の眼鏡が原因たと気づいたからだった。作戦が失敗したウィッテンドルフはケンペラーに射殺される。

●コメント●
 なんか東映動画のロボット物によくあるような話。南部が乗ってたヘリのパイロットさん(ISOの職員?)
かっこいー、声もすてき。他に見所はさしてない。だけどみんなの日常会語はなんか楽しい。ジンペイがみんなに邪険にされるところが何とも可愛い。
 ちっと設定に無理があり話が強引すぎ。そもそもデータ解析は普通ISOでやらないか? ガッチャマン基地の方がギャラクターに狙われないからかな。ま、そういう事にしとこう。でもいくらデータの事が気になるからといって射撃の腕を落とす様じゃマズイだろう。「科学忍者隊の名前が泣くぜ」byジンペイ。そのとーりっ! 
変な演出である。そして話の展開上とは言えブレスレットって床に落ちただけで壊れていいのか?それに比べて南部の眼鏡のなんと頑丈! 床に飛ばされても銃の弾が当っても無傷である。さすが南部、特殊な素材で作られているのだろう。
 ウィッテンドルフは味のある面白いキャラクターだった。何だかウラシマンに出てきそうな感じ。ケンペラーとのやりとりも良かったのに生かしきれなかったのは残念だ。本人は「ワシのツキも落ちたようだな」などと言っていたが、
こんな話に出演した事自体、既にツイてない様な気がする。

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