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「科学忍者隊ガッチャマン」 番組全体を通しての

ストーリーダイジェスト

 

シグナルネタバレありシグナル


ガッチャマン105話全話通しての大きなストーリーダイジェストです。

悪の秘密結社ギャラクターが世界征服を開始した。いち早くギャラクターの動きを察知していた国際科学技術庁の科学者南部博士はギャラクターの本部を探り当てるために五つのメカを開発し、5人の少年少女を集めて大鷲の健をリーダーとする科学忍者隊を結成していた。

ギャラクターに対抗できるは忍者隊の他になく、次第に本来の目的の本部を探査する使命よりも、ギャラクターの鉄獣メカを倒す事に駆り出されていくようになる。

ある時、忍者隊が危機に陥ったとき謎の三機の戦闘機が現れ忍者隊の危機を救ってくれた、彼らはレッドインパルスと名乗っていた、彼らもまたギャラクターを倒す為に組織された仲間だった。幾度となく、レッドインパルスとギャラクターを協力して倒していくうちに、忍者隊のリーダー大鷲の健は、レッドインパルスの隊長に何か懐かしい感情を抱いていた。

健は、孤児院の頃一緒にいたザブに再会し、ザブが健の行方不明になっていた父にホントワール共和国で出会ったと聞かされる。健は南部博士、忍者隊にはだまってザブと共に父親を捜しに出かけてしまう。

その頃ギャラクターは、ホントワールの国防長官と結託しバンアレン帯を降下させるV2計画を進めていた。
ギャラクターの首領ベルクカッツェは南部博士にギャラクターとホントワール国に世界各国が降伏しなければV2計画を実行すると通告してきた。南部は応じず、健を欠いた忍者隊にV2計画の阻止を命令する。

健はサブに案内された安宿に来ていたが、罠にはまりホントワールの警察隊長に捕まってしまう。健の父鷲尾健太郎は、ホントワールで指名手配されていたスパイであり、彼をおびき出す為にサブを使って健を捕らえたのだった。しかし、健を助けに来たのはレッドインパルスだった。

健を欠いていた忍者隊は、敵の攻撃に手間取りバンアレン帯を降下するミサイルを阻止できず、健の救出にかかっていたレッドインパルスも同様で、ミサイルは発射された。

忍者隊は、任務の失敗を南部博士に告げ、健がいたならばと、健の事を非難する彼らに南部は、健に早く父親の事を告げておかなかった自分の責任でもあると言い、健の父親の事を語った。14年前ホントワール国がギャラクターと組んでV2計画の準備を進めていると知った時、南部の研究所のテストパイロットをしていた一人の男に、ホントワール国に潜入し、その計画書を手に入れるように要請した。悪の大組織と、ひとつの国家を相手のスパイ行為だ。万が一家族に危害があってはならないと、男はその時4歳の子供を私に預けた。そして、南の空で事故を起こし死んだと見せかけ、名を消し、姿を変え、ホントワール国に潜入した。その男、レッドインパルスの隊長が健の父親だったのだ。

バンアレン帯は降下し、地球各地に天変地異が起こった。ギャラクターは24時間以内に全世界が降伏するならバンアレン帯を元に戻すミサイルを打ち上げると告げてきた。

忍者隊は直ちにそのミサイルを探り出し、自分たちの手で打ち上げるように南部博士から指令を受け、出発した。

その頃健は、重大な局面に任務を離れた責任を感じ、忍者隊に戻る事も出来ず、単身ギャラクターの隊員に化けて基地に忍び込んでいた。そこはバンアレン帯を元に戻すミサイルの工場で、急ピッチに作業が行われていた。ベルクカッツェは一日ミサイルの完成が遅れるとバンアレン帯をもとに戻す事が難しくなる為に、ミサイルをコンピュータ制御から有人ミサイルに切り替えていた。

健は、ミサイルが完成すると忍者隊に基地の場所を連絡した。カッツェに怪しまれた健は、バードスタイルに変身し、隊員達を倒していった。健と同じく潜入していたレッドインパルスの隊長も加勢し、忍者隊も駆けつけた。分が悪くなったカッツェはミサイルを残し逃げていった。

有人ロケットになったミサイルを責任を感じていた健が操縦しようとするとレッドインパルスの隊長が阻止し、争いになるが、G3号白鳥のジュンが、レッドインパルスの隊長が健の父である事を告げる。親子の対面をはたす健と隊長だったが、隊長が健を投げ飛ばし止める健を振り切り、ミサイルに乗り込み健の名を呼びながらバンアレン帯を吹き飛ばし散り、地球は救われた。

つかの間の親子の対 で父を失った健は、ギャラクターに激しい復讐心を持ちしばらく荒れるが、次第にリーダーとしての落ち着きを取り戻していく。

ギャラクターとの闘いは続き、忍者隊の変身のメカニズムを暴かれたり、忍者隊は三日月基地をギャラクターに探り当てられ、失ってしまうという痛手も負うが何とか立ち直っていた。

ギャラクターの方の秘密も明らかになっていった。ギャラクターの首領のベルク・カッツェの影に総裁Xという存在がいたこと、変装の名人の首領のベルク・カッツェは、実は元は双子の男女の兄弟で、総裁Xの手に一人の人間として生まれでていた。自由に男から女へ若者から老人へと体を変化させるよってミュータントにされていた。時折作戦を遂行していた女隊長は、カッツェだったのだ。

忍者隊のサブリーダーコンドルのジョーは、幼い頃に失った記憶を取り戻していた。自分がギャラクターの幹部の息子で親がギャラクターを裏切った為に両親を殺され自分も重傷を負ったが、南部博士に助けられていた。
その事に負い目を感じていたジョーだが、その上昔に負った脳の傷が悪化し、めまいや吐き気に襲われていた。忍者隊からはずされるのを恐れて、病状を隠していたが、ある時、ギャラクターに正体を見破られて、拉致される。カッツェから他の四人の正体を明かすよう求められるが、何とか逃げ出し、その際に車にひかれそうになり病院に運ばれる。そこで医師が南部博士に電話で話している内容を聞いてしまう。それはジョーの病状が後一週間もって10日という事だった。

一方ギャラクターは、V2計画に続く大きな作戦、ギャラクターの総裁Xが、自ら設計した、地球をブラックホールにしてしまうと言うブラックホール作戦を進めつつあった。カムフラージュにメカ鉄獣ナマズーラを使い各地に地震を起こしていた。

南部は各地に頻発する地震を調査するように忍者隊に命令するが、ジョーは任務からはずされる。

ジョーは、身体検査を抜け出し、捕らわれたときにカッツェが漏らしたクロスカラコルムという地名を頼りにそこへ向かう。ジョーはクロスカラコルムで巨大なギャラクターの基地を発見する。そこはギャラクターの本部であった。ギャラクターの隊員に包囲され、抵抗したが弱っているジョーは捕まってしまう。

一方、総裁Xは母星セレクトル星が消滅し動揺していたが、カッツェにブラックホール作戦を発動させた。地球はブラックホールになるニュートロン反応初期段階を起こし、各地で火山は爆発し、大洪水などの被害が出ていた。

ジョーはカッツェの前に引き出され、ブラックホール作戦を聞かされる。ジョーは渾身の力をこめて羽手裏剣を投げるが、ブラックホール作戦カウンターの機械内部の歯車に吸い込まれてしまう。

忍者隊は、すでに本部へ潜入していたレッドインパルスの隊員、正木、鬼石から連絡を受けクロスカラコルムの本部へと向かう。レッドインパルスと会った忍者隊は、案内されて本部へ突入するが、ギャラクターの罠にはまり正木と鬼石は絶命してしまう。いったん外に出た忍者隊は新たな本部への入り口を探り始める。忍者隊が来た混乱に乗じてジョーは瀕死の身体を引きずって基地の外へ逃げ出し、忍者隊に本部の入り口を伝える。忍者隊と れの言葉を交わすジョーに、健は自分の武器であるブーメランを手渡し、ジョーを残し忍者隊は本部へ突入する。

健はカッツェにブラックホール作戦の中止をさせようとするが、そこへ総裁Xが現れ、母星が消滅した為地球も道連れにして消滅させると言い残し金色の宇宙船で地球を去ってしまう。総裁Xに騙されていたと知ったカッツェは総裁の言いなりに制御装置を付けず、ブラックホール装置は止まらないと言い、失意のうちにマグマに身を投げてしまう。健は持っている火薬を全部放り込ませた。しかし、一つの回路を遮断しても、また の回路が動き出す。健は、自ら機械の中に入って止めようとしたが、死ぬなら皆と一緒に死のうとジュンが健に泣いてすがる。

その時、ジョーの羽根手裏剣は一つの歯車に食い込み、歯車をはずした。そして、分子爆弾が発射口に挿入される手前で落ち、爆発した。装置は停止した。マグマと衝突して威力を出す爆弾であったので、内部の歯車を壊しただけで済んだのだ。カウンターゲージは0002、危機一髪であった。

健達が外に出ると、ニュートロン反応の地震の為に外は見る影もなく破壊されていた。生き残った隊員は誰1人いなかった。甚平はブーメランを見つけ健に差し出すが、健は受け取らなかった。

南部は、記者会見を開きギャラクターが自滅した事を報告した。記者に科学忍者隊はどうしているかと尋ねられ、南部は答えた。「彼らは今日も飛んでいます。私達の平和を守るために」

おわり
文.・鷹羽功騎

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