ガッチャ缶
ハリウッド版3DCG GATCHAMAN制作発表から中止までの経緯》
●2006年6月
 ハリウッド版3DCG映画として制作が発表される。アニメ製作はIMAGI。映画は完全新作、キャラクターデザインは一新、新しいキャラクターも導入。脚本はケヴィン・モンロー氏。配給はワーナーブラザース。
この時点では公開日は未定。
●2007年6月
 ハリウッドの大物脚本家であるロバート・マーク・ケイメン氏と『ガッチャマン』の脚本執筆の契約を結んだと発表。脚本は監督であるケヴィン・モンロー氏が担当するとされてきたが、共同執筆になるのかケイメン氏の単独の脚本になるのか不明。
2008年暮れの全米公開を目指して製作と判明。
●2007年8月
 CG版ガッチャマンおもちゃのライセンスを香港の玩具流通・販売会社Wowweeと玩具開発と流通・販売に関して契約。
●2007年9月
 世界配給について、映画会社のワーナー・ブラザースとウェインスタインと合意 2009年春公開に変更。
●2008年夏頃
 IMAGIのページやネットなどにプロモ映像やイメージイラスト発表。
●2008年10月
 2009年春公開が、2010年以降に延期。
IMAGIがガッチャマンと同時に制作されていたCGアニメーション『アトム』の北米公開が2009年10月23日金曜日に決定した。
制作が遅れていると噂されているガッチャマンの公開が伸びたと予測される。
●2009年2月13日
 公開が2010年以降から、2011年11月に変更。
『アトム』が資金難で、一時的に制作が中止になり、ガッチャマンもそれに影響を受けて遅れている。アメリカの大不況を受けて、制作会社のIMAGIの倒産うわさ。この頃から雲行きがおかしくなる。
●2009年2月25日
 制作会社のIMAGI、2500万ドル(およそ24億円)の資金調達に成功したと発表。
●2009年3月
 国際アニメフェアのタツノコブースにコンドルのジョーのポスター貼られる。今まではっきりしたキャラクターデザインが発表されていなかったが、このポスターでは、はっきりキャラクターが映っていた。このポスターでは2010年公開になっていた。
●2009年5月
 製作会社IMAGIのトップ退任。「ガッチャマン」など進行中プロジェクトに影響はなしと発表。
●2009年6月
 ロスでCGガッチャマンのアンケートをとるための試写会。ワーナーブラザーズのスタジオ内で、主催は、ニールセン社。初期試写会を観てアンケートに答えたら、一人$30ぶんの映画パスをもらえた。動画は一シーンだけ、後はイメージボードのよう絵が写されていたらしい。大体のストーリーは出来ていた。時代設定は未来の地球。隕石が飛来して、その中にカッツェ率いるギャラクターが侵略のためにやってきた。ギャラクターに対抗するためには、伝説の5人の若者をみつけ、団結して戦わなければならない。南部博士が黒人であると判明。
●2009年7月
 アニメエキスポ2009のIMAGIのブースでガッチャマンの予告編が流れる。ガッチャマンの帽子と時計を配っていた。
●2009年8月
 IMAGIのHPで、公開日が新しく更新。2011年の後半と発表。
●2010年1月
 IMAGI米国拠点から撤退発表。ロサンゼルスにある現地法人と子会社と支社を閉鎖。30人解雇。『ガッチャマン』への影響が懸念される記事。
●2010年2月
 IMAGI米国・香港の制作スタジオ閉鎖 。香港のスタジオを閉鎖して250人解雇。
IMAGIは自社によるCGアニメーション制作全てから撤退。
大作映画のプロジェクトは引き続き行う。CGアニメーション制作は、世界各地のスタジオ・プロダクションへ委託する方針。ガッチャマンの制作は委託で続行。
●2010年7月
 IMAGIのサイトで、新しい映像が公開。2009年公開された画像とは、違ったキャラクターデザイン。去年ものはリアルな感じが、IMAGIのアトムに近い感じ。
●2011年9月
 IMAGIのサイトで、ガッチャマンのページがなくなる。
 
●2011年11月3日
 朝日新聞の記事で、日本のアニメや玩具などのコンテンツをハリウッドで映画化するプロジェクトが、11月スタートする。政府が9割を出資するファンド「産業革新機構」が60億円を出資して10月に設立した新会社が日本に利益をもたらすため、ハリウッドに素材を売り込む。
 新会社は「オール・ニッポン・エンターテイメント・ワークス」。映画のヒットにより、書籍やゲームなど関連商品を含めて巨額の利益を生み出すのが目的。
まず、映画化を目指す日本の素材の権利を取得したうえで、米国のプロデューサーらと脚本作りや監督、俳優の選定などを進める。当初3年で権利10件、30億円の投資を見込んでいる。
 タツノコの親会社タカラトミーは、三菱商事とともに「オール・ニッポン・エンターテイメント・ワークス」のパートナーに加わり、ガッチャマンの映画化を目指している。
 この記事により完全にガッチャマンの映画権が、タツノコに戻った事が判明。ハリウッド版3DCG映画は中止となった。
G4号ライン
コメント 結局紆余曲折して中止になってしまった。そのおかげで2013年に実写版ガッチャマンが日活で映画化されるのだが、正直言ってハリウッド版の企画の方が数段上だった、ハリウッド版の発表や絵などで、文句を言っていたが、日本で作った実写ガッチャマンが駄作の代名詞になってしまい、そのままハリウッド版が映画化された方がよっぽどよかった。残念でならない。
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